アロエは、古くから様々なシーンで活用されてきたため、私達にはとても馴染み深い植物です。
しかし、なかなかアロエ茶となると、一体どんな味がしてどうやって飲めばよいかなど、そのハウツーを知る由もありません。
本記事では、アロエ茶に興味があるけどよく分からない・・・という方のために、アロエ茶の味や飲み方、副作用など詳しい部分をご紹介します。
紀元前からアロエは使われていた？
実は紀元前から使われていた植物だってご存知ですか？
アロエは、観葉植物として、健康維持のための食品として身近な存在ですが、実は紀元前から使われていたといわれています。
紀元前1500年頃（およそ3500年前）に書かれた書物「パピルス」にはすでにその記述があったとされています。
また、クレオパトラが健康・美容のためにアロエ水を使用していたと言い伝えが、さらには、アレキサンダー大王が東征の前に多くのアロエを栽培・用意させたという話も言い伝えられているといわれています。
日本にアロエが渡来したのは鎌倉時代の頃とされています。
このころは、今一般的に普及しているアロエではなく「ケープアロエ」という種類のものだったそうです。
江戸時代に、キリスト教宣教師「キダチアロエ」を持ち込んだのを機に、日本全土にアロエが知られるようになりました。
アロエの種類は全部で300～400ほど存在していますが、現在日本では「キダチアロエ」が主流となっています。
アロエ茶に含まれている成分
アロエには200種類もの栄養成分が含まれています。
中でも特に注目されている成分をご紹介します。
- アロイン（表皮に多く含まれる）
- アロエエモジン（表皮・ジェルに多く含まれる苦味成分）
- アロエチン
- アロミチン
- アロエシン
- アロエウルシン（キダチアロエ特有の成分）
- アロエマンナン（果肉部分のネバネバした成分）
- アロエニン（キダチアロエ特有の成分）
- アルボラン
- ホモナタロイン
- アロエアルボナサイド（果肉・ジェルに含まれる成分。キダチアロエ特有）
この他にもサポニン、ミネラル、アミノ酸などが含まれます。
上に書いた成分を見て分かる通り、アロエにしか含まれない特有の成分も多く、いかに栄養が満点な植物かが見てとれますね。
アロエ茶に副作用はある？
アロエ茶には副作用はあるのでしょうか？
2005年に「独立行政法人 国民生活センター」が行った調査によれば、キダチアロエを摂取したことにより、下痢を催す、お腹の調子が優れないといった事例が一定数寄せられていることが分かっています。
しかし、これはあくまで加工食品を摂取したケースであり、アロエ茶の場合だと含有量も少ないため、過敏になりすぎることはないでしょう。
ただし、胃腸の弱い人はお腹がゆるむ可能性はあるので、気になる場合は、かかりつけのお医者さんに確認してみるのがベターです。
飲み続けたい場合は、他のお茶とブレンドするなど工夫をして摂取することをおすすめします。
アロエ茶の味は甘いの？
アロエヨーグルトやアロエ飲料水のイメージから「甘くてさっぱりした味わい」と思いがちですが、実際は甘みはなく苦味の方を強く感じます。
アロエ茶を水出しで飲んでるんだけどかなり苦い。飲み尽くすために今日は試しにルイボスティーと一緒にして仕込んでみた。はやく冷えろ！ #ルイボスティー #アロエ茶 pic.twitter.com/xnAi9L1Ff4
— ゆん (@YSKBEE) August 19, 2018
アロエ茶って苦いんだな。。。
一つ学んだ— 彗＊スイ＊ (@ShioWizard) May 21, 2020
アロエ茶を飲んでみる。苦いらしいのでルシピアの紅茶の出がらしと合わせてみた。なのでよくわからない(笑) 渋さはある。でも渋いお茶好き。煮だしたらもっと苦いかな。
— 🌼おんぷ♪📎🌟 (@onpu06) September 21, 2017
茶葉を蒸しますと、赤茶のような美味しい色合いのお茶が出来上がりますが、この濃度だとアロエを生でかじったような苦さになります。
薄い黄色くらいの濃さでもやや苦味が感じられます。
苦味がアロエ茶の魅力の一つでもあるのですが、想像するような甘くてフルーティーな味ではないため、びっくりしてしまうかもしれません。
ですので、飲みにくいと感じる方は、単独で飲むのではなく他のお茶やジュースとブレンドして飲むのがおすすめです。
程よい苦味がアクセントとなり、ブレンドした素材の味を美味しく引き立ててくれます。
これでアロエ茶を飲み続けられる！おすすめの美味しい飲み方
アロエ茶は苦く、人によってはちょっと飲み続けるのは難しいかも…と思ってしまうかもしれません。
そこで、ここではアロエ茶を美味しく飲み続けられる飲み方やアレンジ法をご紹介します。
他のお茶＋アロエ茶
最もポピュラーですが、特にウーロン茶や紅茶などと組み合わせると飲みやすいです。
フルーツジュース＋アロエ茶
オレンジジュースやグレープフルーツジュースなど、元々苦味のある柑橘系のジュースと混ぜると、苦味が薄れて美味しく飲めます。
バナナ牛乳スムージー
バナナと牛乳、お好みで蜂蜜を加えてみましょう。甘みがしっかりと加わるため、格段に飲みやすくなります。
ただし、どれもお腹がゆるみやすいものなので、飲み過ぎには注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アロエ茶は、少々苦味があり飲みにくいお茶ではありますが、ぎっしりつまった栄養成分をお茶という形でラクにとることができます。ぜひお試しください！
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