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大紅袍茶(だいこうほうちゃ)とは|深い岩韻と香りを味わう、最高級の烏龍茶

大紅袍おすすめ商品

通常、お茶は平地や山の斜面などの茶畑で育てられます。しかし中国の限られた地域では、ゴツゴツした岩山の上で育てられるユニークなお茶があります。その1つが大紅袍茶で、とても希少性が高く高級なお茶です。

今回は「大紅袍茶(だいこうほうちゃ)」を解説します。

大紅袍茶(だいこうほうちゃ)とはどんなお茶?

大紅袍 烏龍茶

「大紅袍茶」とは、中国茶の1つです。日本での読み方は「だいこうほうちゃ」です。

大紅袍茶は、中国茶の六大分類のなかで青茶(あおちゃ/せいちゃ)に分類されます。青茶とは茶葉を半分だけ発酵させた半発酵茶のことで、基本的に烏龍茶を指します。つまり、大紅袍茶も烏龍茶の一種です。

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大紅袍茶は、青茶(烏龍茶)のなかでもさらに岩茶(がんちゃ)とよばれるお茶。岩茶のなかでも、特に知名度の高い武夷四大岩茶(ぶいよんだいがんちゃ)の1つです。武夷岩茶について、詳しくは後述します。

また大紅袍茶は、非常に希少で高価なお茶としても知られています。大紅袍茶の原木は中国に数本しかなく、この原木から採れる大紅袍茶はほんのわずかで、一般には流通しません。

世の中に流通している大紅袍茶は、すべてこの原木の挿し木から育った木から作られます。それでも限られた地域でしか生産ができないため、極めて生産量が少ない貴重なお茶です。

大紅袍茶(だいこうほうちゃ)の歴史について

大紅袍茶の原木は、樹齢300年を越えるといわれています。具体的にいつ頃から中国で大紅袍茶が飲まれていたのか、正確な記録はないようですが、明(みん)や清(しん)王朝の時代には飲まれていたという説も。明王朝は1368~1644年で、日本だと室町時代や安土桃山時代などがこの頃にあたります。当時の大紅袍茶は、皇帝への献上品だったようです。

また、大紅袍茶が有名になった一件に、1972年の出来事があります。この年の2月、当時のアメリカ大統領のリチャード・ニクソンがアメリカ大統領として初めて中国を訪れ、米中共同宣言を発表しました。このとき、中国の毛沢東がニクソンに大紅袍茶の茶葉を少し贈りました。

大紅袍茶をまったく知らなかったニクソンは、量の少なさに最初は不満でしたが、毛沢東が大紅袍茶の価値を伝えると驚いたといわれています。当時から大紅袍茶は非常に高価で希少なお茶で、その価値ははかり知れず、それだけ手厚い歓迎の気持ちが表れていたと考えられます。

武夷岩茶(ぶいがんちゃ)とは?

大紅袍 武夷岩茶

前述のとおり、大紅袍茶は武夷四大岩茶の1つとして知られています。武夷岩茶とは、中国の福建省武夷山市(ぶいさんし/ぶいざんし)で作られる青茶(烏龍茶)で、名前のとおり岩の上で作られるのが特徴です。

武夷山市には深く美しい渓谷があり、武夷岩茶はそのゴツゴツした岩の上にある茶畑で作られます。岩場で育つ茶葉は、岩の中にあるミネラルを根からたっぷり吸収して育ちます。このため、大紅袍茶を含む武夷岩茶は、他のお茶よりもミネラルの含有量が多くなるのです。

武夷岩茶のなかにもいくつか種類があり、特に有名な4つを武夷四大岩茶とよびます。武夷四大岩茶は下記の4つです。

・大紅袍
・鉄羅漢(てつらかん)
・白鶏冠(はっけいかん)
・水金亀(すいきんき)

大紅袍茶(だいこうほうちゃ)の特徴

大紅袍 値段

大紅袍茶の特徴をいくつか解説します。

岩韻(がんいん)を感じる

大紅袍茶をはじめとする岩茶には、ミネラルが多いために岩韻とよばれる特有の味わいがあります。岩韻とは、お茶を飲んだあとに喉の奥や口の中に残る、独特な香りや風味のこと。華やかな香りと程よい渋みが合わさった、何ともいえない心地良い感覚です。

希少で値段が高い

前述のとおり、大紅袍茶はそもそも生産量が極めて少なく、希少なお茶です。数ある中国茶のなかでも、最高級と称されており、何百万円という驚くような高価格がつけられることもあります。

花のような芳醇な香り

大紅袍茶には、花を思わせる甘い香りがあります。お茶を淹れただけでふわっと香り、他のお茶よりも香りは強めです。

まろやかな甘みと程よい渋み

大紅袍茶の味は独特で、なかなか一言では言い表せません。やわらかい甘みやコクがしっかりありながら、深い渋みもありユニークな味わいです。加えて、麦茶のような香ばしさもあります。

大紅袍茶(だいこうほうちゃ)の味や香りについて

大紅袍 味

大紅袍茶を飲んだ方の味や香りの感想を、Xよりいくつかピックアップしてご紹介します。

大紅袍茶を飲んでみると、やはり特徴的な香りに感動する方が多いようです。はっきりした甘い香りと、飲んだときの不思議な岩韻こそ、大紅袍茶の魅力といえるでしょう。

大紅袍茶(だいこうほうちゃ)の淹れ方(入れ方)・飲み方

大紅袍茶 入れ方

大紅袍茶の茶葉を5gほど、温めておいた急須やポットに入れます。そこに熱湯を注ぎ、急須やポットに蓋をして30~40秒ほどおいてから、湯呑みやカップに注ぎます。蓋碗(がいわん)という、中国ではよく使われる蓋のついた茶器を使うのもおすすめ。蓋があることで、大紅袍茶特有の強いフローラルな香りを、飲む直前まで十分に楽しめます。

大紅袍茶を含む中国茶は、同じ茶葉で五煎目くらいまでは楽しめます。ぜひ一煎目で茶葉を捨てずに、そのまま何度かお茶を淹れてみてください。

ちなみに、一煎目にもっともカフェインが多く抽出されるので、妊娠中・授乳中などカフェイン摂取量に注意が必要な方は気をつけてください。

山年園で販売している青茶(烏龍茶)について

山年園では、日本茶のみならず中国茶・台湾茶もバラエティ豊かに取り揃えております。凍頂烏龍茶 四季春は、まるで蘭の花を思わせる芳しい香りを楽しめる青茶。文山包種は緑茶に似た味わいで、みずみずしい香りとやわらかな甘みを楽しめます。

凍頂烏龍茶 四季春

四季春茶 製品
商品名凍頂烏龍茶四季春
商品区分食品・飲料
内容量2g×15パック
原材料名茶(四季春)
原産地台湾産
使用方法150~200cc前後の沸騰したお湯で1分強蒸らしてからお飲みください。
2煎、3煎と香り・味わいの変化をお楽しみいただけます。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言蘭のような香りの黄金色の烏龍茶のティーパックです。
安心安全にお召し上がりいただけますので、是非ご賞味ください(^-^)

凍頂烏龍茶 四季春の購入はこちら

台湾烏龍茶 文山包種

文山包種 ティーパック
商品名台湾烏龍茶 文山包種
商品区分食品・飲料
内容量2g×10包
原材料名烏龍茶
原産地台湾
使用方法本品1包をマグカップにいれ、熱湯を注いでお好みの濃さになるまで待ってお召し上がりください。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法高温・多湿・直射日光を避け常温で保存
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店の台湾烏龍茶 文山包種ティーパックは、山年園だけのオリジナル商品です。
老舗のお茶屋がこだわり抜いた台湾烏龍茶 文山包種を是非ご賞味ください(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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