雑学

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)|ポリメトキシフラボンたっぷりの黒い生姜

ブラックジンジャー とは雑学

ブラックジンジャーは、その名のとおり中が黒い、ユニークな見た目の生姜です。日本ではなかなか見慣れない生姜ですが、栄養価が高いことで少しずつ注目されてきています。

本記事では「ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)」を解説します。

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)とは?

ブラックジンジャー とは

ブラックジンジャーとは、ショウガ科バンウコン属のしょうがの一種です。黒生姜(黒しょうが)や黒ウコンともよばれます。ゴツゴツした見た目は生姜やウコンに似ていますが、中身は紫芋のような濃い紫色です。

原産国はタイで、現地ではクラチャイダムとよばれます。料理の材料というよりは、体調を整えるための薬やサプリメントのような使われ方をしているようです。

タイでは一般的なブラックジンジャーですが、日本ではまだ珍しく、生の状態で売られていることはほぼありません。日本では粉末状にしたものや、サプリメントに加えられて売られています。

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)と生姜(しょうが)の違い

ブラックジンジャー生姜
ショウガ科バンウコン属ショウガ科ショウガ属
中身の色濃い紫色黄金色
苦みが強い辛い
生食
主な成分ポリメトキシフラボンショウガオール
ジンゲロール
主な用途サプリメント薬味

香辛料

ブラックジンジャーと生姜は、見た目は似ていますがさまざまな違いがあります。まず、ブラックジンジャーはショウガ科バンウコン属ですが、生姜はショウガ科ショウガ属です。

ブラックジンジャーは中身が濃い紫色で、味はとても苦く、生食には適していません。ポリメトキシフラボンという特有の成分も多く含んでいます。ポリメトキシフラボンは生姜にも少しは含まれるといわれていますが、ブラックジンジャーに圧倒的に多く含まれます。

一方の生姜は、中身は黄金色でさわやかな辛みがあり、生食OK。辛いのは、ショウガオールやジンゲロールという生姜特有の辛み成分が多く含まれるためです。

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)の特徴

ブラックジンジャー ポリメトキシフラボン

ブラックジンジャーの特徴をいくつか解説します。

ポリメトキシフラボンが含まれている

ポリメトキシフラボンはポリフェノールの一種で、ブラックジンジャーに多く含まれる特徴的な成分です。ポリメトキシフラボンを多く含んでいるため、ブラックジンジャーの抽出成分は民間薬やサプリメントなどに使われます。

切り口が黒っぽい紫色

ブラックジンジャーの中身は、黒っぽい濃厚な紫色です。初めて見た方は、その色味のインパクトに驚くかもしれません。このユニークな色は、アントシアニンという色素からできています。

苦みやクセが強い

前述のとおり、ブラックジンジャーは苦みが強く、そのまま生で食べるのはおすすめしません。生食ではなく、粉末状やエキスにしてサプリメントなどで摂取するのが一般的です。

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)に含まれる栄養成分

ブラックジンジャー 成分

ブラックジンジャーに含まれる栄養成分を、いくつか解説します。

ポリメトキシフラボン

ポリメトキシフラボンは、ポリフェノールの一種で、ブラックジンジャーの主成分です。

アントシアニン

アントシアニンもポリフェノールの一種で、青紫色の色素です。ブルーベリーやナス、紫芋などに含まれています。ブラックジンジャーの切り口が濃い紫色なのは、アントシアニンを含むためです。

ミネラル類

ブラックジンジャーにはさまざまなミネラル類も含まれます。

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)の副作用と飲み方

ブラックジンジャー 副作用

ブラックジンジャーを飲むことで考えられる副作用と、飲み方を解説します。

ブラックジンジャーに副作用はある?

ブラックジンジャーに含まれるポリメトキシフラボンを過剰摂取すると、胃腸に負担がかかり、胃もたれや胸やけ、腹痛、便秘・下痢などが起こることがあります。

また、妊娠中や授乳中の方の影響については明確な情報がないようです。加えて、服薬中の方は、薬とブラックジンジャーの組み合わせが悪いケースもありえます。ブラックジンジャー摂取に不安がある方は、かかりつけ医に相談してから飲むようにしてください。

ブラックジンジャーはいつ飲む?飲むタイミングや摂取量について

ブラックジンジャーの摂取タイミングは、朝晩や食前食後など特に決まりはないようです。カフェインも含まれていないので、寝る前でも飲めるとされています。

ブラックジンジャー製品を摂取する際は、パッケージに書かれた摂取量や回数、タイミングを確認するようにしましょう。

ただし、前述のとおりブラックジンジャーの成分により胃腸に負担がかかることもあるので、できれば空腹時は避けたほうが良いともいわれます。

ブラックジンジャー(黒しょうが/黒生姜/黒ウコン)の作り方・レシピ

ブラックジンジャー の作り方

前述のとおり、ブラックジンジャーは苦みやクセが強いので、生のままだと食べづらいです。乾燥させて粉末状にしてから、飲み物や料理に少しだけ混ぜて食べましょう。あまり大量に入れすぎないのがポイントです。

ブラックジンジャーの本場タイでは、乾燥させたブラックジンジャーを粉末にして水や熱湯に溶かし、お茶のように飲むといわれています。

粉末状のブラックジンジャーなら、カレーやハンバーグなど味が濃い料理に少しだけ加えるのもおすすめ。スパイスはブラックジンジャーだけだとクセが強すぎるので、ガラムマサラなど他のスパイスも一緒に入れましょう。

山年園で販売している生姜製品について

山年園では美味しい生姜製品を販売しています。生姜本来の風味や栄養が摂取できる生姜茶や、まろやかな黒糖と合わせた黒糖しょうがパウダーなど、飲みやすい生姜製品をぜひご賞味ください。特に寒い日におすすめです。

生姜茶(12パック)

生姜茶 12パック

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黒糖しょうがパウダー

商品名黒糖しょうがパウダー
商品区分食品・飲料
内容量【一袋あたり】180g
原産地沖縄県産
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言沖縄の黒糖の甘みと生姜の辛さが抜群にマッチします(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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