お茶は、適切な保存方法をとらないと、味や品質が劣化してしまうってご存知ですか?
正しいお茶の保存方法を知っていれば、常に香りや風味の良いお茶を楽しむことができます。
この記事では、正しいお茶の保存方法についてご紹介します。(ここでは主に日本茶について紹介しています)
賞味期限切れになるとどうなる?
未開封の状態であれば、一般的に賞味期限から数ヶ月〜1年経っても飲むことができます。(茶葉によって差異があります)
とはいっても、飲むことができるというだけで、お茶の味や香りは劣化してしまいます。
飲む前に、事前に香りや茶葉の色を確かめるのが良いでしょう。
明らかに変質しているようであれば、飲むのはやめておきましょう。
賞味期限切れになってしまうと、せっかく買った美味しいお茶も劣化してしまいます。
購入する際に飲みきれる量など考慮して、2週間〜1ヶ月以内程度で飲み切れる量を購入しましょう。
お茶の保存方法で気をつけることは?
お茶はとてもデリケートな食品です。
そのため、お茶の保存方法には十分注意をしないといけません。
いくつかポイントにまとめてご紹介します。
お茶の保存方法①湿度や温度に注意しよう
茶葉は水分を含んでいます。
そのため、湿度や温度の変化で劣化してしまうことがあります。
夏場は「風通しの良いところ」、冬場は「暖房器具の側には置かない」に注意しましょう。
また湿気を吸収しやすいので、多湿な場所も避けましょう。
お茶の保存方法②酸化しないように密封しよう
茶葉は空気に触れることで酸化して味や品質が劣化してしまいます。
なので、完全密封できる「ジップロック」や「缶ケース」などに入れて保存するのが良いです。
開け閉めする際の酸化も防ぎたければ、飲み切れる分に小分けにしてそれぞれの容器に保管するのがベストです。
お茶の保存方法③日光に当たらないようにしよう
光に照らされてしまうと、茶葉に含まれるクロロフィルという成分が変質し、色や香りが変わったりします。
「茶筒」などの遮光する容器でお茶を保存する方法がベターです。
お茶の保存方法④強い香りを放つものと一緒に保管しない
茶葉は、脱臭剤として活用できる利点がある反面、周りの匂いを吸収してしまうという性質があります。
そのため、保管する際には強い匂いの食品と一緒に保管しないようにしましょう。
お茶の保存場所って?
お茶の保存方法において、保管場所は非常に重要です。
ここでは、「開封」「未開封」と状態別に書いていきたいと思います。
未開封の場合
湿度や温度が一定に保てて、匂いや光も遮断できて劣化を防ぐことができるため、冷凍庫で保管するのが良いとよく言われますが、実は冷凍庫で保管すると味が劣化してしまいます。
未開封の場合、常温で保存するのが良いです。
当店でも、こういった質問をよく受けますが、きまって「未開封のものは常温保存」とお伝えしています。
開封後の場合
開封後の場合は、チャック式の袋に入れる、日本茶のようにはさみでフタを切るタイプのものは、クリップで止めるだけでも十分です。
よく完全密封した容器に入れた方が良いといわれますが、そこまで神経質になる必要はありません。
容器に入れると容器の匂いがつく可能性があり、味が劣化してしまいます。
未開封にも共通していえることですが、お茶の種類によって保存の方法は異なります。
ここで紹介した保存方法とあわせて、必ずパッケージに記載している保存方法もチェックしましょう。
避けたい保存場所って?
冷蔵庫は様々な食べ物の匂いが充満していますし、頻繁に扉の開け閉めをすることで一定の温度や湿度を保ちにくいため、お茶の保管場所には適していません。
お茶の保存方法|まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、お茶の保存方法についてご紹介しました。
今までは、お茶を何気なく取り出しやすいところに保存していたかもしれませんが、これを機にお茶にとって良い保存方法について考えてみても良いのではないでしょうか。
ぜひ、おいしくお茶をいただくために、今日紹介したお茶の保存方法を参考にしてみてください。
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