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春待ち茶とは?味の特徴や美味しい淹れ方も【まろやかな深蒸し茶】

春待ち茶お茶の雑学

寒さもだんだんと終わりがみえてくる冬の終わりに、お茶好きの方々が楽しみにしているのが春待ち茶ではないでしょうか。その名のとおり、ひとあしお先に春気分を味わえるような、やわらかい甘みとみずみずしい香りが特徴のお茶です。

本記事では、冬の終わりにぜひ飲んでいただきたい、「春待ち茶」をご紹介します。

春待ち茶とは?

春待ち茶 とは

春待ち茶とは、冬の終わりごろに販売されるお茶です。春待ち茶の名前のとおり、やわらかな甘みやさわやかな香りが春を連想させます。

ちなみに春待ち茶とは特定の商品名やお茶の種類ではなく、各お茶屋さんやメーカーが「春待ち茶」と銘打って、それぞれオリジナルで販売しています。また、煎茶だけの春待ち茶もあれば、煎茶に抹茶を混ぜた春待ち茶などもあります。

春待ち茶の特徴

春待ち茶 特徴

春待ち茶の特徴を、いくつか解説します。

深蒸し茶が多い

春待ち茶は、ほとんどが深蒸し茶です。深蒸し茶とは、茶葉を蒸気で蒸す際に、通常よりも長めに蒸して作られるお茶のこと。一般的な煎茶の蒸し時間は30~40秒ほどですが、深蒸し茶は60秒以上と、2倍ほども長く蒸します。

長く蒸すことで茶葉がほぐれて細かくなるため、お茶を淹れたときに深みのある緑色になるのも特徴です。

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濃厚なコクと甘み

上記のとおり長時間蒸すことで、お茶の苦みや渋みが少なくなり、反対に濃厚な甘みやコクが引き立つ味わいになります。しっかりした甘みを感じられる春待ち茶は、お茶の渋みが苦手な方にも飲みやすいといえるでしょう。

さわやかな香り

春待ち茶は一番茶(新茶)を使うことが多いです。一番茶はその年の最初に摘まれるお茶で、地域やお茶の品種によって違いはあるものの、摘み取り時期は毎年4月下旬~5月下旬頃。冬を越えて最初に出てきた新芽なので、葉はやわらかく、甘みが強いです。新芽はフレッシュな香りも強く、春待ち茶もみずみずしい香りを感じられます。

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カフェインはやや多め

商品によって多少異なるものの、基本的に一番茶や深蒸し茶は、ほかのお茶に比べてカフェイン含有量が多くなります。

一番茶は新芽だけを使いますが、この新芽にはもっとも多くのカフェインが含まれており、茶葉が成長するにつれて少しずつ減っていきます。さらに深蒸しをすることで茶葉が細かくパラパラとした状態になり、お茶を淹れたときにより成分が抽出されやすくなります。

春待ち茶の味や香りについて

春待ち茶 味

春待ち茶の味や香りについて、実際に飲んだ方の感想を、Xよりいくつか抜粋してご紹介します。

春待ち茶を飲むと、さわやかな香りや深い甘みを感じるようですね。なかにはほのかな渋みを感じるという感想もあり、さまざまな味わいを楽しめそうです。

春待ち茶の美味しい淹れ方

春待ち茶 淹れ方

春待ち茶のような深蒸し茶は、少し冷ましたお湯を使い、短時間で淹れるのがおすすめです。

急須に春待ち茶の茶葉を5gほど入れたら、80度ほどのお湯を注いで急須の蓋をし、30秒ほどサッと浸出させます。あとは急須に最後の一滴まで回し注げばOKです。深蒸し茶は茶葉が細かいので、30秒ほどでも十分にお茶の風味や成分が抽出されます。反対に数分間浸出させてしまうと、苦みや渋みが強く出てしまうのであまりおすすめできません。

また、熱湯で淹れても苦み・渋みが強くなってしまいます。80度ほどのお湯を使ったほうが、甘みや旨みが十分に引き立ちます。

春待ち茶のおすすめの使い方・飲み方

春待ち茶 洋菓子

続いて、春待ち茶のおすすめの使い方・飲み方をご紹介します。

春のプチギフトに

春待ち茶は、桜の柄やピンク色など、春らしいパッケージで販売されることがほとんど。見た目が可愛らしく華やかなので、入学・卒業・入退社や、転勤・引越しなど、春から新生活を始める方へのプチギフトにぴったりです。お茶は軽く、日持ちするのもポイントです。

濃厚な洋菓子と一緒に

春待ち茶を含む深蒸し茶は甘みや旨みが強いので、濃厚な味わいのお菓子にもよく合います。

特に生クリームやキャラメル、チョコレートなどを使った、甘みが強い洋菓子と相性抜群。ショートケーキやチョコレートケーキ、マカロン、カヌレなどのこっくりした洋菓子と一緒に、ぜひお楽しみください。

もちろん羊羹やあんこなど、濃い味の和菓子にもおすすめです。

春待ち茶に関するよくある質問

春待ち茶 保存

最後に、春待ち茶に関してよくある質問と回答をご紹介します。

春待ち茶はいつ販売される?

基本的に春待ち茶の販売開始時期は、冬の終わりである1月下旬~2月あたりです。数量限定でなくなり次第終了になることも。お茶屋さんごとに発売時期は少し異なるので、気になる方は冬のうちに早めにチェックしておきましょう。

春待ち茶の保存方法は?

春待ち茶などお茶を保存する際に重要なのは、下記の点です。

・空気に触れさせない
・湿気をこもらせない
・光に当てない
・高温にならないようにする

一度開封した茶葉は、空気に触れたり高温にさらされたりすることで徐々に酸化し、見た目が茶色っぽくなったり、風味が落ちたりします。加えて、茶葉は湿気や他の匂いを吸収しやすい性質があるので、極力密閉して、冷暗所で保存するのがポイントです。冷蔵庫に入れる必要はありません。

一度開封した春待ち茶は、賞味期限に関わらず、なるべく早めに飲み切るようにしてください。

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山年園で販売している、春におすすめのお茶

山年園でも、春にぴったりのお茶を販売しています。

『さくら緑茶』は、静岡県掛川で作られた深蒸し茶に、同じく静岡県の伊豆松崎産の桜葉をブレンドした一品。深い甘みの深蒸し茶のなかに、ふわっと桜が香ります。

『桜茶』は、七分咲きの八重桜を塩漬けにしてあり、お湯を注ぐだけで華やかなピンク色の桜茶に。お祝いの席にもおすすめの美しいお茶です。

さくら緑茶(50g)

さくら緑茶
商品名さくら入煎茶
商品区分食品・飲料
内容量70g
原材料名緑茶(掛川産)、桜葉(静岡県産)、抹茶(国産)
保存方法高温/多湿を避け移り香にご注意ください。
使用上の注意お茶は、鮮度が大切です。開封後はお早めにお飲みください。
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋がこだわり抜いたさくら緑茶を是非ご賞味ください(^-^)/

さくら緑茶の購入はこちらから

桜茶

桜茶
商品名桜茶
商品区分食品・飲料
内容量40g
原材料名桜花、漬け原材料(食塩、梅酢)、酸味料、みょうばん
原産地国産
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言香り豊かな桜茶です。
老舗のお茶屋がこだわり抜いた桜茶を是非お試しください(^-^)/

桜茶の購入はこちらから

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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