深蒸し茶は煎茶と何が違う?味や香りを楽しむおいしい入れ方

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深蒸し茶と普通の緑茶はなにが違うのか、気になりませんか?

あまり聞き慣れないお茶ですから、一般的なお茶と同じ扱い方でいいのか、もっとおいしく入れる方法はないのかなど、分からないことだらけですよね。

本記事では、深蒸し茶について分かりやすくまとめます。

深蒸し茶の発祥と歴史、味わいや香りなどの特徴、おいしい入れ方などについて見ていきましょう。

深蒸し茶とは?普通のお茶よりも長く熱処理をしたお茶

深蒸し茶とは、一般的なお茶よりも茶葉を蒸す時間が長いお茶のことです。

煎茶などのお茶は一般的に、30秒〜40秒ほど蒸しますが、深蒸し茶は60秒以上と蒸し時間が長いのが特徴です。

「蒸す」作業は、お茶の製造工程のもっとも最初のプロセスで、酸化酵素のはたらきを止めるだけでなく、茶葉のかたち、お茶の色、味わいが決まります。

ちなみに、蒸し時間を30秒以下におさえて作られたお茶は、浅蒸し茶と区別されて呼ばれています。

種類蒸し時間味や見た目
浅蒸し茶10秒〜30秒黄緑の水色。渋みや旨味などお茶本来の味
深蒸し茶60秒〜180秒濃い緑の水色。渋みが少なく、まろやかな味わい

【深蒸し茶と釜炒り茶】熱処理の方法の違い

また、深蒸し茶の他にも釜炒り茶がありますが、この2つのお茶の違いは熱処理の方法です。

深蒸し茶は、一般的な製法である「蒸し」で処理されますが、釜炒り茶は、中国ではポピュラーな「釜炒り」で作られます。

「蒸し」は水蒸気で加熱するのに対し「釜炒り」は茶葉を鉄釜に入れて直火で加熱していきます。

熱を入れながら手で揉みほぐして均一に乾燥させていくので、ほとんどの工程が手作業になりコストがかかるため、日本では一般的ではありません。

釜炒りで造られた茶葉は丸まったような形になるのが特徴で、日本では主に佐賀県や熊本県などの九州で造られています。

香り高くさっぱりとした味わいで、透明感のある明るい黄緑色が特徴。

一般のお茶のカテキン量が10~14%であるのに対し、釜炒り茶は14~18%程度であることも特徴のひとつです。

http://www.e-cha.co.jp/contents/kamairi-cha/

深蒸し茶の発祥と歴史

深蒸し茶はお茶の産地として有名な静岡県の島田市、菊川市、牧之原市にまたがる牧之原台地周辺が発祥とされています。

今でこそ6,000ヘクタールもの茶園として栄えていますが、お茶づくりが始まった明治維新の頃は荒れ地でした。

お茶園の始まりは、江戸幕府が崩壊し幕府の役人たちが始めた土地開墾です。

元幕府の役人たちはお茶に適さない土地と慣れない農作業に苦戦しますが、近隣の人々の助けを借りて明治4年には500ヘクタールの茶園に成長させます。

茶葉として収穫できたのはそれから2年後のこと。

ようやく茶園としての兆しが見え始めましたが、そのお茶は葉が分厚く渋みが強く、人々に好まれる味ではありませんでした。

その後、明治30年に菊川市の茶農園が考え出した製法が「深蒸し茶」です。

深蒸し茶の製法によって牧之原台地の茶葉の欠点が解消され、人々が好む味のお茶が出来上がりました。

深蒸し茶に含まれる成分

日本茶に一般的に含まれるカテキン類やミネラル類、ビタミン類など、基本的に含まれる成分はほとんど変わりません。

しかし、深蒸し茶は茶葉が細かいため成分が抽出されやすく、不溶性成分である亜鉛、ビタミンE,βカロテンなども摂取できます。

気になるカフェインの含有量ですが、各商品によって蒸し時間も異なり、また使用している茶葉によっても異なるため、基本的には煎茶の含有量(20mg/100mlあたり)を参考にすると良いでしょう。

カフェインが含まれているため、妊婦の方は十分に摂取量を気をつけながら飲みましょう。

深蒸し茶の味や香りは?

じっくり蒸しているため、茶葉が細かくなり、水色はしっかりとした濃いきれいな緑色になります。

味は渋みが少なく、まろやかなコクが特徴です。お茶独特の青臭さや渋みが少ないので、煎茶よりも飲みやすく水出しにも向いています。

深蒸し茶の入れ方

急須1杯分(湯のみ2杯分)を入れる場合は、沸騰したお湯を一旦湯のみに移して、温度を80度くらいに下げておきます。

急須に茶葉を4g(ティースプーン2杯)入れて温度を下げたお湯を注ぎ、30秒ほど待つだけです。

深蒸し茶は茶葉が細かく成分が溶け出しやすいので、雑味などが出ないよう短時間で抽出しましょう。

水出しの深蒸し茶もおすすめ

葉が細かく成分が溶け出しやすいという特徴を活かした「水出し深蒸し茶」もおすすめ。

麦茶用のポットを用意し、水1リットルに対して茶葉を10~15g用意します。

茶葉をお茶パックに入れて水と共にポットに注ぎ、冷蔵庫で一晩置くだけ。

お湯で入れる深蒸し茶とは一味違った、クリアでまろやかな味わいが楽しめます。

まとめ

深蒸し茶の原料は一般的な煎茶と同じ茶葉ですが、蒸す時間が通常よりも長いのが特徴です。

それによって茶葉が芯までしっかりと蒸され、変質しにくくなります。

茶葉が細かいので成分が抽出しやすく、渋みや青臭さが少ないクリアでコクがあるお茶です。

急須で入れるのはもちろん、水出しにすることでまろやかさを楽しめます。

煎茶と深蒸し茶を飲み比べてみても面白いですよ。

ちなみに当社でも、深蒸し茶を販売中。

当店でも圧倒的に人気の巣鴨参拝茶は、掛川産の深蒸し茶を使っていて、様々なテレビ・メディアでも取り上げられるほどの定番商品です。

このお茶が飲めるのは山年園だけ!ぜひ、一度ご賞味ください。

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CHANOYU編集部
巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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