紅茶・ハーブティー

紅茶のファーストフラッシュとは?セカンドフラッシュとの違いについても

ファーストフラッシュ紅茶・ハーブティー

紅茶の説明で、ファーストフラッシュという言葉を聞いたことはありませんか?同じ紅茶の種類でも、収穫時期によって味や香りは大きく異なります。なかでもファーストフラッシュは、春摘みならではのさわやかな香りが人気です。

本記事では、知っているともっと紅茶が好きになる、「ファーストフラッシュ」を解説します。

ファーストフラッシュとは?

ファーストフラッシュ ダージリン

ファーストフラッシュとは、春に収穫された紅茶のこと。いわば紅茶の一番茶(新茶)です。

英語では「First flush」と書き、「flush」は若葉を意味します。つまり、ファーストフラッシュを直訳すると、「最初の若葉」のような意味になります。

基本的に、どの紅茶の種類でも、春に収穫されたものはすべてファーストフラッシュとよばれます。紅茶にもいろいろな種類がありますが、特にファーストフラッシュの人気が高いのがダージリンです。

ダージリンについて

ダージリンは、インド北東部のヒマラヤ地帯にあるダージリンというエリアで生産されます。

別名「紅茶のシャンパン」ともよばれ、マスカットを思わせるフルーティーな香りが大きな特徴です。香りの良さから、世界三大銘茶にも数えられています。

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紅茶の収穫時期による違い

ダージリン ファーストフラッシュ セカンドフラッシュ 違い

紅茶は、収穫時期の違いによって、主に3つの呼び方に分けられます。それぞれの特徴を簡単に解説します。

ファーストフラッシュ:春

その年の最初に収穫される、春摘みの紅茶。3~4月に収穫される紅茶の一番茶です。茶葉の新芽を使うので、青々しくフレッシュな味わいや、フローラルな香りが特徴です。水色も薄い黄金色になります。

セカンドフラッシュ:夏

続いて、夏摘みの紅茶にあたるのがセカンドフラッシュ(Second flush)です。5~7月頃に収穫される二番茶です。

夏に収穫されるセカンドフラッシュは、青々しい緑茶のようなファーストフラッシュに比べて、円熟味を増したまろやかな風味になります。水色は淡いオレンジ色です。

熟したフルーツのような深みのある味わいは、セカンドフラッシュならでは。特にダージリンのセカンドフラッシュには、マスカテルフレーバーとよばれるマスカットに似た芳醇な香りがあります。

セカンドフラッシュは、1年のうちもっとも品質が安定した紅茶になりやすく、3つのなかでも特に人気の高い紅茶です。

オータムナル:秋

最後はオータムナル(Autumnal)です。Autumn(秋)の名のとおり、10~11月頃に収穫される秋の紅茶です。

オータムナルの紅茶の特徴は、まろやかな甘み。夏を越して長期間じっくり熟成された、オータムナル特有の甘みを楽しめます。やわらかい渋みも感じられ、ずっしりと深みのある味わいで、ミルクティーにもぴったり。

ファーストフラッシュの特徴

ダージリン ファーストフラッシュ 特徴

ファーストフラッシュの紅茶には、春摘みならではのいろいろな特徴があります。

花やフルーツのような香り

ファーストフラッシュの大きな魅力は、何といっても香りの良さです。まるで花やフルーツを思わせる、華やかな香りを楽しめます。

すっきりした緑茶のような味わい

ファーストフラッシュの味は、すっきりとクセがなく、その味わいは緑茶に似ているといわれることも多いです。

理由として、ファーストフラッシュには茶葉の新芽を使うため、茶葉に含まれるタンニンの量が少なく、あまり発酵が進まない点があります。茶葉があまり発酵しないため、不発酵茶(まったく発酵させないお茶)である緑茶に近い味わいになります。

値段が高い

ファーストフラッシュは、他の時期に比べて収穫量が少なく希少なお茶です。よって、紅茶の値段も高くなりやすいです。

カフェインが多い

ファーストフラッシュには茶葉の新芽が使われます。茶葉は新芽のときのカフェイン含有量が多く、茶葉が育つにつれ含有量は減っていきます。そのため、新芽を使うファーストフラッシュはカフェイン含有量が多くなります。

ファーストフラッシュの味や香りについて

ファーストフラッシュ 味

Xより、ファーストフラッシュの紅茶を実際に飲んだ方の、味や香りの感想をいくつかご紹介します。

やはりファーストフラッシュを飲むと、草のような青々しさを感じる方が多いようです。すっきりした味わいは、やはり緑茶を連想させるようですね。

まろやかで濃厚な紅茶というよりは、さわやかでクセのない紅茶がお好きな方に向いているといえるでしょう。

ファーストフラッシュの美味しい淹れ方(入れ方)

ダージリン ファーストフラッシュ 淹れ方

ファーストフラッシュは、アイス・ホットどちらもおすすめです。ここでは、ダージリンのファーストフラッシュの美味しい淹れ方を解説します。

ホットの場合

ティーポットに、ファーストフラッシュの茶葉を3~5gほど入れます。そこに、80度ほどに少し冷ましたお湯を注ぎます。少し冷ましたお湯だと渋みが抽出されすぎないのでおすすめですが、渋みが好きな方は熱湯で淹れてもOKです。あとは蓋をして2~3分ほど置けば完成。

アイスの場合

ポットにファーストフラッシュの茶葉を5~6gほど入れ、たっぷりの水を注ぎます。あとはポットごと冷蔵庫に入れて、一晩置けばOK。じっくり水出しで淹れることで、やわらかい甘みを感じられます。

山年園で販売している紅茶について

華やかな香りのダージリンもおすすめですが、たまには気分を変えて和紅茶を試してみてはいかがでしょうか?

山年園オリジナルの国産紅茶は、静岡県で生産されたやぶきたを使った、国産100%・無農薬の和紅茶です。ダージリンに似た風味がありながら、よりまるみのある優しい味わいを感じられます。渋みが少なく飲みやすいので、ぜひストレートでお楽しみください。

国産紅茶

国産紅茶
商品名紅茶
商品区分食品・飲料
内容量2g×15パック
原材料名お茶
原産地静岡県
使用方法本品約1包を約1リットルの水に入れ沸騰させた後、1~2分煮出して召し上がりください。
急須やティーポットでもお飲みいただけます。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店の紅茶は国産100%なので、安心安全にお飲み頂けます。
巣鴨のお茶屋さんの販売する紅茶を是非お試しください(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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