雑学

白醤油の作り方や使い方を紹介!刺身や卵焼きにぴったりの琥珀色の醤油

白醤油雑学

醤油は黒い液体のイメージが強いですが、実は黒くない醤油もあります。その名もまさに「白醤油(しろしょうゆ)」。「白い醤油なんてあるの?」「味は薄くないの?」と思われるかもしれませんが、この白醤油、見た目とは裏腹にしっかりした味わいの美味しい醤油なのです。

本記事では、「白醤油(しろしょうゆ)」をご紹介します。

白醤油とは?

白醤油 とは

白醤油の読み方は「しろしょうゆ」で、白っぽい透明な醤油です。実際には、白というよりは淡い琥珀色をしています。

一般的な黒い醤油は、小麦:大豆がほぼ1:1の割合で作られます。一方の白醤油は、小麦:大豆の割合が9:1で、ほとんどが小麦です。よって、黒い色ではなく、薄く白っぽい黄金色になります。

白醤油は色が薄いので、料理に入れても具材の色を変えることなく使えるのがメリット。色は薄いですが甘みや塩気は強いので、だし代わりにも使えます。

ちなみに、白醤油の生産をしている蔵は全国的にみても非常に少ないため、希少な醤油です。

白醤油と白だしの違い

白だしとは、白醤油もしくは薄口醤油に、鰹節や昆布からとっただしと、砂糖やみりんなどを加えた万能調味料のこと。白醤油はあくまでも醤油ですが、白だしはだしが加わっているので、塩気や甘みだけではなくだしの風味を加えたいときに重宝します。

白醤油と薄口醤油の違い

白醤油と薄口醤油の主な違いは、色と味です。

白醤油は9割ほどが小麦で1割が大豆ですが、薄口醤油は小麦と大豆の割合がほぼ同じなので、色も黒っぽくなります。

味は、白醤油は小麦の甘みがしっかり感じられます。薄口醤油は白醤油ほど甘みはなく、大豆のコクが強いのが特徴。塩分濃度は、どちらも同じくらいです。

白醤油の特徴

白醤油 特徴

白醤油の特徴をいくつか解説します。

透明感がある琥珀色

白醤油がなぜ白いかというと、主原料が小麦であるから。

通常の黒い醤油は大豆を多く使い、発酵させる過程で大豆に含まれる糖やアミノ酸が分解され、メイラード反応が起こります。その結果作られるメラノイジンとよばれる茶褐色の物質によって、醤油は黒くなるのです。

対して白醤油は大豆の使用量はわずかなので、メラノイジンがほとんど作られず、透き通った白っぽい色になります。

白醤油の淡く透明感がある色は、他のものに着色することはありません。刺身や卵焼きなどに使うと、食材の色をくすませることなく美しい仕上がりにできます。

塩分濃度が高い

白醤油は、見た目が白く透明なので味が薄く見えますが、実は黒い醤油よりも塩分濃度が少し高めです。白醤油だけで十分な塩気を感じられるので、料理に使うと、塩の使用量を減らせます。

甘みが強い

白醤油は、黒い醤油よりも甘みが強いという特徴もあります。

醤油は、熟成させる過程で小麦内のでんぷんがブドウ糖に変化して甘みが生まれます。よって、黒い醤油よりも圧倒的に小麦の割合が多い白醤油は、甘みが強い味わいになるのです。

深く上品な甘みは、うどんのスープや卵料理などにも良く合います。

かけ醤油には向いていない

一般的な黒い醤油は、ほうれん草のおひたしや冷奴などにかける、いわゆるかけ醤油としても使われます。対して白醤油は、かけ醤油には向いていません。

白醤油は塩気は強めですが、黒い醤油ほど旨みやコクがないので、かけ醤油にしてもしょっぱいだけになりやすいためです。

白醤油の作り方

白醤油 作り方

白醤油が作られる工程を、簡単に解説します。

小麦と大豆を蒸す

原料となる小麦と大豆を水に浸して水分を含ませてから、蒸し釜でじっくり蒸します。

種麹(たねこうじ)を付ける

蒸した小麦と大豆をよく冷ましたら、種麹(たねこうじ)を付けてよく混ぜ合わせます。この種麹により、やわらかい甘みや香りが生まれます。

麹を作る

種麹を付けた小麦と大豆は、高温多湿の室(むろ)に置かれ、3日間ほど寝かされ熟成されます。このなかで、種麹の麹菌が酵素を生み出し、その酵素が小麦のでんぷんをブドウ糖に分解します。こうして麹が作られます。

できあがった白醤油の味を左右する大事な工程です。

麹に塩水を加える

できあがった麹に塩水を加えます。

数ヶ月間熟成させる

塩水を加えた麹をタンクに入れ、低温が保たれた部屋で数ヶ月~半年ほどじっくり熟成させます。

白醤油を絞る

数ヶ月熟成させた麹を絞ると、白醤油の完成です。

白醤油の味や香りについて

白醤油 味

実際に白醤油を食べた方の味の感想を、Xからいくつかピックアップしてご紹介します。

白醤油のコクや甘みなどが感じられ、お刺身はもちろん、さまざまな料理に合いそうです。黒い醤油とはまた違った美味しさを楽しめるでしょう。

白醤油の使い方・レシピ・使い道

白醤油 使い方

白醤油の美味しい使い方をいくつか解説します。白醤油を入手したらぜひいろいろ試してみてください。

白醤油のラーメンやうどん

白醤油はラーメンやうどんのスープにとても合います。スープを作る際に、醤油や塩の代わりに白醤油を使ってみましょう。塩気が強いので、入れすぎには注意してください。

刺身醤油

白醤油は刺身につけるのにもおすすめです。色が透明なので刺身の色を邪魔しません。

白醤油の卵焼き

色が薄く塩気が強い白醤油は、卵料理とも好相性。卵焼きを作る際に、塩や醤油を白醤油に置き換えます。卵の鮮やかな黄色はそのままに、ほど良い塩気と甘みがある卵焼きになります。

白醤油の炊き込みご飯

白醤油は炊き込みご飯にも合います。洗ったご飯に、水と、きのこや鶏肉、にんじん、ごぼう、油揚げなどお好きな具材をカットして入れ、白醤油を加えて炊飯するだけ。白醤油に十分塩気や甘みがあるので、別途白だしや塩などは入れなくてOKです。

白醤油の煮物

白醤油は煮物にもぴったり。具材の色をくすませないので、にんじんやかぼちゃなども鮮やかな色を保って美味しく仕上げられます。美しい色合いに仕上がった煮物は、華やかに見えるのでお弁当にもおすすめです。

白醤油のQ&A

白醤油 代用

続いて、白醤油についてよくある質問と回答をいくつかご紹介します。

白醤油の代用になるものはある?

白醤油を使ったレシピを作りたいけれど手元に白醤油がないときは、代わりに薄口醤油を使うと、色が薄いので白醤油に近い仕上がりにできます。もしくは白だしやめんつゆも、白醤油に近い味わいになります。

白醤油の発祥はどこ?

白醤油は、1802年(享和2年)に、愛知県碧南市(へきなんし)で生まれたといわれています。

この地域は、大豆や米などの原料が豊富にあり、温暖な気候もあることで、醤油やみりん、味噌などの醸造産業が発展していました。味噌を製造した際に出る琥珀色の汁が美味しく、調味料として活用してはどうかというアイデアから白醤油が誕生したといわれています。

誕生から220年以上経った現在も、碧南市は白醤油の主産地として、美味しい白醤油を製造し続けています。

白醤油に副作用はある?

前述のとおり、白醤油は約9割が小麦でできているため、小麦アレルギーの方は食べないようにしてください。また割合は少ないものの大豆も含まれるので、大豆アレルギーがある方も注意しましょう。

山年園で販売している白醤油商品について

山年園で販売している『山幸彦 ふきのとう』は、東北地方で採れたふきのとうを白醤油で味付けした一品です。

ふきのとうのさわやかな香りと独特な歯応えに、白醤油の甘みが絶妙にマッチし、箸が止まらない美味しさ。白いご飯やおにぎり、お豆腐などにのせてぜひお召し上がりください。

山幸彦 ふきのとう

山幸彦 ふきのとう
商品名そう菜
商品区分食品
内容量125g
原材料名ふきのとう(国産)、本醸造白醤油(大豆・小麦を含む)、麦芽水飴、酵母エキス、魚介エキス、唐辛子、本みりん、玄米黒酢
保存方法直射日光を避けて保存
賞味期限製造日より約4ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋がこだわり抜いた「ふきのとう」を是非ご賞味ください(^-^)/

山幸彦 ふきのとうの購入はこちらから

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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