「そもそも、姫松茸とはどんなきのこ?」「どうやって姫松茸を食べたら良い」などと疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
姫松茸は、私たちの体を構成する重要な栄養素が豊富に含まれたきのこです。料理に使うだけでなく、煎じて飲む方法もあります。
本記事では、姫松茸の具体的な栄養成分や松茸との違い、姫松茸の食べ方を紹介していきます。
姫松茸(ヒメマツタケ)とは?
姫松茸は、ブラジル東南部サンパウロや、アメリカのフロリダに自生しているきのこです。カワリハラタケとも。
日本には1965年に渡来しました。姫松茸というのは和名で、正式な学名は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」といいます。
アガリクスという名前を聞くと、ピンとくる方も多いかもしれません。日本では、1995年ごろにブームとなった食品であるからです。
ちなみに、アガリクスという言葉が一人歩きしていますが、アガリクスはハラタケ属のきのこの総称で、その種類は200以上存在しているとされています。マッシュルームもそのうちの1つです。
姫松茸(ヒメマツタケ)と松茸の違い
姫松茸に、松茸という名がついていますが松茸とは全く別物です。
姫松茸はハラタケ科ハラタケ属のきのこですが、松茸はキシメジ科キシメジ属のきのこです。
もともと、姫松茸はブラジルで自生していたきのこで、日本でも人工栽培が行われています。
日本とブラジルの風土の違いから、効率よく発茸させるのに10年もの歳月がかかったと言われています。
一方、松茸は日本などのアジアやヨーロッパ、北アメリカに分布し、日本では、長野県や岩手県が主な産地です。
姫松茸(ヒメマツタケ)に含まれる成分とは?
姫松茸には、以下の栄養成分が豊富に含まれています。
β-グルカン
β-グルカンは多糖類で食物繊維の仲間です。
キノコなどに含まれており、特に姫松茸には豊富に含まれています。
またβ-グルカンは不溶性食物繊維の一種です。不溶性食物繊維は水に溶けにくく、水分を吸収し便の体積を増やします。その結果、大腸が刺激され便の排出がスムーズになるといわれています。
ミネラル類
姫松茸はミネラルも含まれており、中でもマグネシウム・カリウム・カルシウムが豊富です。
ミネラルは5大栄養素のひとつで、私たちの体を維持・調整するために必要不可欠な栄養成分です。
しかし、ミネラルは体内で生成できないため、食品などから摂取する必要があります。
ビタミン類
姫松茸にはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンDが豊富に含まれています。
ビタミンB1は世界で最初に発見されたビタミンです。エネルギー代謝の一部で補酵素として働き、糖質をエネルギーに変えるときに必要なビタミンといわれています。
ビタミンB2は特に脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜、髪の毛、爪などの細胞再生に役立つといわれています。
ビタミンDは健康な骨の維持に欠かせないビタミンです。カルシウムの吸収促進や骨の成長促進を担っています。
姫松茸(ヒメマツタケ)はどんな味がするの?
姫松茸は、マッシュルームよりも香りが強く、肉質には甘みもあります。
歯ざわりも良いため、和食だけでなく洋食や中華料理にも適しています。
残念ですが、姫マツタケは松茸の仲間では無くて、ハラタケ属のきのこなのでマッシュルームの仲間なんです。ややこしくてごめんなさい。姫マツタケは生ですと香はしませんが、加熱すると独特な強い香りがします。美味しいきのこではありませんが、和洋中どれにも合わない個性の強い味がします。
— 岩出菌学研究所 (@iwade_kinoko) October 25, 2019
というかヒメマツタケは中華料理でよく出る。なんであんな美味しいものを普通に食べずに変なインチキサプリに加工したりわけわからん形で食わせるんだろうってくらいにマトモな調理をすると美味い
— アオイ・ニンジャ (@aoi_ninja) March 24, 2023
姫松茸(ヒメマツタケ)の食べ方
姫松茸は、生では手に入れづらく、乾燥状のものや粉末になっているものを料理に使ったり、煎じて飲んだり食べたりします。
料理に使う
粉末状の姫松茸なら、マッシュルームとジャガイモに混ぜてコロッケにすれば、姫松茸の栄養成分をたっぷり摂取できます。
生の姫松茸が手に入ったら、お味噌汁にするのがおすすめ。
石づきの部分は切り落とし、汚れがある場合は布巾などで軽く拭きます。
その後食べやすい大きさに切ったら、好みの具材とあわせて煮ます。
具材に火が通ったら、みそを溶かして完成です。
煎じて飲む
余すことなく姫松茸の栄養成分を摂取するには、煎じて飲むのもおすすめです。
水1リットルを入れた鍋に、ガーゼに包んだ乾燥姫松茸5〜30gを追加します。
鍋はホーロー製や耐熱ガラス製を使用すると良いでしょう。
初めは強火で沸騰させ、その後は弱火で30分ほど煎じます。
山年園が提供する姫松茸(ヒメマツタケ)について
姫松茸は、栄養成分が豊富に含まれたきのこです。
マッシュルームの仲間で、香りが強く肉質に甘みがあるのが特徴。
料理に使うのはもちろん、乾燥させた姫松茸は煎じて飲めば栄養成分を余すことなく取り入れられます。
山年園でも、姫松茸を取り扱っています。乾燥タイプだから、水で戻して料理の具材にしたり、ミキサーで細かく砕いて隠し味に入れたりと、さまざまな使い方ができます。
ご購入希望の方は、下記のリンクよりどうぞ。
商品名 | 姫マツタケ |
商品区分 | 食品・飲料 |
内容量 | 【1袋あたりの内容量】 30g |
原産地 | 日本産 |
使用上の注意 | 開封後はお早めに召し上がりください。 |
保存方法 | 常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。 |
賞味期限 | 製造日より約3ヶ月 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
最新記事 by 塩原大輝(しおばらたいき) (全て見る)
- ヒシ茶・菱茶(菱の実茶)ってどんなお茶?香ばしく飲みやすい注目のお茶 - 2024年9月29日
- キラリモチってどんなもち麦?ダイシモチとの違いや炊き方のコツも - 2024年9月29日
- 鹿児島茶(かごしま茶)の特徴と種類について【あさつゆ・さえみどり】 - 2024年9月23日