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赤ちゃん番茶の特徴とは?カフェインやタンニンがほぼ含まれず、すっきり飲みやすい

赤ちゃん番茶おすすめ商品

煎茶やほうじ茶などとはまた異なる、すっきりした味わいが美味しい番茶。番茶のなかでも、赤ちゃんでも飲めるほどカフェイン含有量が少ないお茶として、「赤ちゃん番茶」があるのを知っていますか?

今回は、大人にもぜひ飲んでほしい美味しいお茶、「赤ちゃん番茶」を解説します。

赤ちゃん番茶とは?

赤ちゃん番茶 とは

「赤ちゃん番茶」とは、赤ちゃんでも飲めるといわれるほど、ほとんどカフェインが含まれない番茶のこと。滋賀県で、昔から親しまれている郷土番茶です。

赤ちゃん番茶に使う茶葉は、春番茶です。春番茶とは、番茶のなかでも2~3月頃に収穫されるもの。寒い冬を越して栄養を溜め込んだ春番茶には、濃厚でまろやかな甘みがあります。

赤ちゃん番茶も、甘みがありながら渋みや苦みはほぼなく、さっぱりして飲みやすいお茶として人気があります。

赤ちゃん番茶の製法について

赤ちゃん番茶の製法は独特です。

通常煎茶などのお茶は、収穫した茶葉を蒸してから、揉んで乾燥させるという工程で作られます。茶葉を揉む工程を揉捻(じゅうねん)とよびます。揉捻することで茶葉内の水分を均一にし、次の工程で十分に乾燥しやすくなるようにします。揉むことで茶葉の形も整います。

一方の赤ちゃん番茶は、収穫した茶葉を蒸したあとに揉捻は行いません。蒸したあとそのまま保存し、出荷直前に釜で炒って完成となります。

そもそも番茶とはどのようなお茶?

赤ちゃん番茶 番茶

番茶とは、「規格外のお茶」のような意味があります。一般的には、下記のどちらかが番茶とよばれます。

・新芽を収穫したあと、残った大きな茶葉を使ったお茶
・煎茶の加工工程ではじかれた、大きく硬い茶葉を使ったお茶

上記2つめの、煎茶を作る際に出る大きく硬い茶葉は、頭茶(あたまちゃ)とよばれます。

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番茶は大きく成長した茶葉を使うので、カフェインの含有量が少ないのが特徴。味はあっさりしていて、クセがなく飲みやすいです。

ちなみに京都や北海道などの一部地域では、ほうじ茶のことを番茶とよぶこともあります。

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赤ちゃん番茶の特徴

赤ちゃん番茶 特徴

赤ちゃん番茶の特徴をいくつか解説します。

カフェインやタンニンがほぼ含まれない

名前のとおり、赤ちゃん番茶は赤ちゃんでも飲めるとうたうほど、カフェインがほぼ含まれていません。

カフェインは、若い茶葉に多く含まれます。よって、新芽を使う一番茶(新茶)は特にカフェイン含有量が多くなるといわれています。カフェインを多く含む新芽がだんだん成長していくと、しだいにカフェイン含有量も減っていきます。番茶は、新芽からかなり成長した茶葉を使うので、カフェイン量も減っているのです。

カフェイン摂取量に気を付けたい妊娠中や授乳中の方、夜にお茶を飲みたい方にも、赤ちゃん番茶はおすすめです。

また、煎茶などには多く含まれるタンニンというポリフェノールも、赤ちゃん番茶にはほぼ含まれません。タンニンは、渋みや苦みの成分です。

独特の香ばしさがある

製品にもよりますが、赤ちゃん番茶のなかには釜炒りで作られるものが多いです。

通常、茶葉の加熱は、蒸気を当てて蒸すことがほとんど。しかし釜炒りでは、蒸すのではなく、熱した鉄の釜の中に茶葉を入れて加熱します。釜で炒ることで、独特の香ばしさが生まれます。

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苦みや渋みはほとんどない

前述のとおり、赤ちゃん番茶には、お茶の苦みや渋みのもとになるタンニンがほとんど含まれません。そのため、赤ちゃん番茶を飲んでも渋みや苦みはほとんど感じず、すっきりした味わいを楽しめます。

ポリサッカライドが含まれる

赤ちゃん番茶には、ポリサッカライドという多糖類も含まれます。一番茶などにはあまり含まれない成分です。

ポリサッカライドの特徴として、熱に弱い点があります。ホットではなく、アイスで淹れたときだけ抽出されるため、ポリサッカライドを摂取したい方は水出しで淹れましょう。

赤ちゃん番茶の味について

赤ちゃん番茶 味

すっきり飲みやすいといわれる赤ちゃん番茶ですが、実際はどのような味がするのでしょうか。
Xから、赤ちゃん番茶を飲んだ方の味の感想を、いくつか抜粋して紹介します。

やはり、マイルドな香ばしさを感じる方が多いようです。渋みやクセもないので、飲む人を選ばないお茶といえるでしょう。

赤ちゃん番茶の美味しい淹れ方(入れ方)

赤ちゃん番茶 淹れ方

赤ちゃん番茶の美味しい淹れ方を、ホット・アイスそれぞれで解説します。

ちなみに下記の淹れ方は大人用の量を想定しています。赤ちゃんに飲ませるのであれば、下記を2倍くらいに薄めて作りましょう。

ホットの場合

急須に赤ちゃん番茶の茶葉を10gほど入れます。そこに熱湯を注いで蓋をし、1分間ほど蒸らしたら急須やマグカップに注いでください。

やかんで煮出す場合は、やかんに2Lほど水を入れて沸騰させ、そこに赤ちゃん番茶の茶葉を20~30gほど入れて火を止めます。そのまましばらく置いておき、お茶が抽出されたら飲みましょう。最初から水に茶葉を入れて沸騰させてしまうと、せっかくの赤ちゃん番茶の風味が飛んでしまいます。必ず先に水だけ沸騰させてから火を止めて、その熱湯に茶葉を浸けておくようにしてください。

アイスの場合

ポットに水1Lほどと、赤ちゃん番茶の茶葉を15~20gほど入れます。あとはポットごと冷蔵庫に入れて一晩置いておけば、アイスの赤ちゃん番茶の完成です。水出しで淹れることで、ポリサッカライドがしっかり抽出されます。

山年園で販売している赤ちゃん番茶について

山年園のオリジナル赤ちゃん番茶は、お茶どころ静岡県の藁科川(わらしながわ)流域で、一番茶の時期に収穫した茶葉を使ったお茶です。

一番茶ならではのやわらかな甘みと、すっきりしたクセのない飲み心地。赤ちゃんはもちろん、大人にもぜひお楽しみいただきたい、美味しい赤ちゃん番茶です。

赤ちゃん番茶

赤ちゃん番茶
商品名赤ちゃん用番茶
商品区分食品・飲料
内容量【1袋あたりの内容量】
150g
原材料名緑茶(一番茶)
原産地日本産
静岡県産
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約8ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言静岡、安倍川奥、藁科川流域で一番茶の時期に摘み取られた番茶です。
赤ちゃんや胃の弱い方にも飲める用に優しい味にこだわりました(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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