200種類飲み比べて辿りついたのは国産紅茶?「FAR EAST TEA COMPANY」の畠山さんが語る紅茶づくりのこだわり

インタビュー
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渋谷の「のんべえ横丁」で2019年1月に本オープンした国産紅茶ミルクティー専門店「FAR EAST TEA COMPANY(ファー イースト ティー カンパニー)」の代表、畠山さんに、お店を始めたキッカケや紅茶作りのこだわりについてお聞きしてきました。

200種類のミルクティーを試作。国産紅茶にたどり着く

photo by sakaguchi koji

ーーまず、お店を始めるまでの経緯を教えてください。

前職の越境ECを辞めて、少し時間ができたので、好きなミルクティーを200種類くらい試作していました。最初は外国産の茶葉で試しましたが、国産の紅茶を試してみたらとても美味しくて、周りの知人に飲んでもらったら、「おいしい」「飲んだことがない」と評判が良く、もっと国産紅茶のミルクティーを広めていきたいと思うようになりました。ちょうど起業しようと思っていたので、2018年11月頭くらいからお店の構想を練って11月末くらいにプレオープンしました。」

ーーなるほど。いろいろな紅茶を飲んでいく過程で、たまたま出会ったわけですね。

そうですね。あと、前職の越境ECでは日本人が僕含めて2人だけで、海外の方に囲まれて仕事していたのですが、向こうの人って自分の国のことを本当によく知ってますよね。『じゃあ、自分の国は?』と問い直してみたら、意外と日本のことを知らないなと思って、もっと日本本来の良さを再発見したいと思ったのも選んだ理由の一つですね。」

ーーあえて「ミルクティー専門店」をしようと思ったきっかけは?

「昔から好きだったんです。何か始めるなら、好きなものを売った方が楽しいと思って。学生の頃に、馬車道にある『サモアール』という紅茶専門店で紅茶にハマり、そこから渋谷の『ケニアン』や千駄ヶ谷の『モンマスティー(Monmouth Tea)』などの名店を巡りました。」

photo by sakaguchi koji

ーー根っからの”紅茶ツウ”だったというわけですね。200種類を試作した時の苦労はありましたか?

「好きなことなので、苦しさはなかったですね。抽出時間の調整や牛乳選びには少し悩みましたけど。普通の牛乳を使うと水っぽくなり味もぼやけるので、濃い目のミルクを少なく入れています。試作段階では普通の牛乳の2.5倍くらいの濃さの「エバミルク」を使っていましたが、今は、料理用のミルクを使っています。発注する時に「え、ミルクティーで使うの?」と驚かれました(笑)」

ーー違う用途で使われたら確かに驚きますね。今、当店で扱っている「べにふうき」について詳しく教えてください。

「べにふうきは、アッサム雑種の「べにほまれ」とダージリンの「枕Cd86」を交配して作られる国産紅茶です。は「熟す前のもも」「ベリー系」「さつま芋っぽい」と例えられることが多いです。国産紅茶というだけあって、日本の水道水にもよく合いまし、和菓子とのペアリングもばっちりです。」

「FAR EAST TEA COMPANY」こだわりの「べにふうき」/photo by sakaguchi koji

「FAR EAST TEA COMPANY」に込められた想い

photo by sakaguchi koji

ーー間借りでお店をやろうと思った経緯は?

「渋谷を散歩していたら、このお店を見つけて、声をかけたらあっさり借りられちゃいました(笑)ちょうど、このお店が「※軒先レストラン」で貸し出すタイミングだったようで……。」

※軒先レストラン・・・既存の飲食店の空き時間を利用して開業できるサービス

ーー運が良いとはいえ、何か巡り合わせのようなものを感じますね!店名でもある「FAR EAST TEA COMPANY」に込められた想いについて教えてください。

「分かりやすい名前にしたかったんです。将来的には海外も視野に入れているので、外国の方もすぐに理解できる名前にしました。」

「FAR EAST」は極東(日本)を表している/photo by sakaguchi koji

「『MILKTEA SHOP』ではなく、あえて『TEA COMPANY』にしたのは、将来的に紅茶以外の国産茶葉も販売したいと思っているからです。というのも、試作段階の時、いろいろな農家さんから紅茶を取り寄せていたのですが、紅茶以外の煎茶やほうじ茶のサンプルも送ってくれることがあって。日本にはこんなにたくさんおいしいお茶があることに気付いて、もっと広めたいなって思ったんです。『MILKTEA SHOP』だとミルクティーしか売れないけど、「TEA COMPANY」なら他の茶葉も扱えると思って。」

「よいと思ったものを人にすすめる」が原点

photo by sakaguchi koji

ーー海外の方もよく訪れるということですが、評判はどうですか?

「『こんな紅茶、飲んだことがない』という声が多いです。かなり評判がよいです。日本の方も同じく「飲んだことない」という感想が多いのと、すごい美味しいという反応が多いです。自分がおいしいと思ったものが評価されるとうれしいですね。」

photo by sakaguchi koji

ーー500円ってかなりお手頃だと思うんですが、価格はどのようにして決めていますか?

「シンプルに買いやすい値段にしたかったんです。価格を先に決めてそこから提供する量を決めました。500円でも満足してもらえるよう、量は少し多めに提供しています。」

ーー確かに。500円だと手軽ですね。

「実はお店を始める前から、テイクアウト形式でやろうと思っていて、その方が国産紅茶を広めることにもつながるからです。良い紅茶というとホテルのラウンジなどで飲むのが一般的ですが、もっと気軽に生活の中で飲んでもらえる紅茶にしたかったので、この場所にしてよかったなと思いますね。」

photo by sakaguchi koji

ーー話を聞いていると「美味しいものに出会ってもらいたい」という情熱がひしひしと伝わってきます。その情熱はどこから来ていますか?

「もともと私自身、美味しいものを食べるのが好きで、飲食店や入浴剤など自分が”良い”と思ったものはどんどん人にすすめます。すすめてハイ終わりじゃなく……、一緒に買い物に付き合ったり、Amazonの購入ボタンを押すところまで責任を持ってナビゲートします(笑)」

ーーなかなか情熱的ですね(笑)

「どうやら、テンション上がって頑張って説明しているみたいです。昔から情熱を持って伝えるのが好きで、買ってくれた後に『おすすめされたお店(商品)よかったよ』と反応をもらうのが本当に嬉しいです。」

photo by sakaguchi koji

ーー最後になりますが……この国産紅茶を通して、お客さんにどうなってもらいたいですか?

「そうですね。この国産紅茶のミルクティーって他にないと思うので、まず飲んだことない味に出会って欲しいと思います。美味しいものに出会えた時って、みんな笑顔で幸せになるじゃないですか。それが、たった500円で味わえて、いい気分になってもらいたいですね。」

FAR EAST TEA COMPANY
場所:東京都渋谷区渋谷1-25-9 ビストロ・ダルブル内
営業時間:平日 8:00〜16:00、土日 9:00〜16:00
定休日:なし
https://www.instagram.com/far_east_tea_company/(Instagram)
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俵谷龍佑(たわらや りゅうすけ)
ライティングオフィス「FUNNARY」代表。大手広告代理店でリスティング広告のプランナー業務に従事。その後フリーランスに。留学、睡眠、健康、経営、ライフハック、マーケティングなど多くの分野で執筆に携わり、さまざまな企業のアクセスアップに貢献。執筆記事数は1000本を超えます。SEOと読みやすさを意識したライティングには定評があります。現在は、働き方・地方創生・食という分野を中心に、取材、イベントレポートなど、さまざまなタイプのコンテンツ制作を行っています。

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