七彩昆布は、伊豆を中心に、お土産や贈答品として人気の高い食品です。その名のとおり色も味わいも彩り豊かで、どなたでも食べやすい一品です。
本記事では「七彩昆布(なないろこんぶ)」をご紹介します。
七彩昆布(なないろこんぶ)とは?

七彩昆布(なないろこんぶ)とは、乾燥させた昆布をベースに、味わい豊かな具材を7種類混ぜたふりかけです。
伊豆エリアを中心に、さまざまな会社が各社オリジナルの七彩昆布を販売しています。商品によって内容物は少し異なることもありますが、基本的な具材は下記7つです。
・いか
・鱈(たら)
・干しえび
・わかめ
・炒りごま
・ネギ
これら7つの食材が合わさった奥深い味わいと、彩り豊かな見た目も楽しめるため、七彩(なないろ)といわれるようです。
七彩昆布は乾燥させたふりかけなので、そのままお酒のおつまみにしたり、白いご飯やお豆腐などの上にトッピングしたりして美味しく食べられます。詳しい活用法は後述します。
七彩昆布(なないろこんぶ)の特徴

七彩昆布の特徴をいくつか解説します。
見た目が美しい
七彩昆布の魅力は、その名のとおり彩り豊かな色合いです。干しえびの朱色や、炒りごまの白、昆布やネギの緑色などさまざまな色が混ざっており、お料理の上に少し振りかけるだけでパッと華やかになります。
豊かな味わい
七彩昆布は、7つの食材が合わさっていることによって絶妙な味のハーモニーも楽しめます。特にベースとなる昆布はグルタミン酸をたっぷり含んでおり、深いうま味があります。
さらに干しえびやいかも美味しいだしになり、これらがすべて合わさって、単品とは違う味わい深さを作り出します。ごまやネギも良い薬味に。
そのまま食べられる
七彩昆布は乾燥した食材を合わせたふりかけなので、加熱する必要はなく、そのまま気軽に食べられます。
いろいろな料理に使える
そのまま食べる他にも、さまざまな料理の味付けやトッピングにも使えるのも魅力です。野菜炒めなど炒め物から、卵焼きなどの焼き物、酢の物といった和え物など、幅広く使えます。どの料理でもサッと混ぜるだけなので、手軽に使えるのもポイント。
七彩昆布(なないろこんぶ)の栄養成分

続いて、七彩昆布に含まれる栄養成分をいくつか解説します。
アルギン酸・フコイダン(食物繊維)
アルギン酸とフコイダンは、どちらも昆布に含まれる水溶性の食物繊維です。両方とも昆布やわかめ、もずくなどの褐藻類(かっそうるい)に含まれており、ヌルヌルした独特なぬめりを生み出します。
ミネラル類
昆布やわかめは、ミネラル類がとても豊富です。カルシウムや鉄分、ナトリウム、カリウム、ヨウ素(ヨード)などさまざまなミネラルの宝庫といえます。ヨウ素(ヨード)は、魚や褐藻類などに多く含まれるミネラルで、甲状腺ホルモンの合成のために不可欠な成分です。
ビタミン類
昆布にはビタミンB1やB2、ナイアシンといったビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB群はエネルギーの代謝に関わるビタミンで、不足すると疲れを感じやすくなることも。
七彩昆布(なないろこんぶ)の副作用について

七彩昆布は栄養価が高い食品ですが、人によっては摂取量に気を付けるべき点も。七彩昆布で起こりえる副作用をいくつか解説します。
食物繊維が多い
前述のとおり、昆布やわかめなどの褐藻類には、アルギン酸やフコイダンという水溶性食物繊維が多く含まれています。そのため、一度に食べ過ぎると腹痛や便秘・下痢などを引き起こすことも。
食物アレルギーの可能性がある
七彩昆布はえびやごまも含むので、甲殻類やごまなどに食物アレルギーがある方は注意してください。
甲状腺機能が低下している方も注意
橋本病など甲状腺の機能が低下する病気の方は、ヨウ素(ヨード)を過剰摂取するとさらに甲状腺機能を悪化させる可能性があるといわれています。昆布やわかめはヨウ素が豊富なので、甲状腺の病気がある方は七彩昆布を食べる際にも注意が必要です。
七彩昆布(なないろこんぶ)の食べ方・おすすめレシピ

最後に、七彩昆布のおすすめの食べ方をいくつかご紹介します。下記に紹介したレシピのほかにも、さまざまな料理に合うのでぜひいろいろお試しください。
七彩昆布(なないろこんぶ)のおにぎり
簡単にできるレシピでおすすめなのが、おにぎりです。白いご飯に七彩昆布を混ぜておにぎりにするだけ。もしくは、にぎったおにぎりの表面に七彩昆布をまぶしても◎
七彩昆布(なないろこんぶ)の大根サラダ
細切りか、薄くスライスした大根に七彩昆布を適量混ぜるだけ。大根のシャキシャキ感と七彩昆布の味わいがよくマッチします。食べる前に冷蔵庫で冷やしておくのもおすすめ。
七彩昆布(なないろこんぶ)の卵焼き
七彩昆布の深い味わいは、卵料理にもぴったり。卵焼きの生地に混ぜて焼くだけで、簡単に美味しい卵焼きができあがります。
七彩昆布(なないろこんぶ)の野菜炒め
野菜炒めの味付けにも使えます。お好きな野菜を炒めて、七彩昆布を適量混ぜて味付けします。七彩昆布に塩分があるので、塩コショウや醤油を加える場合は量を控えめにしましょう。
七彩昆布(なないろこんぶ)のお好み焼き
七彩昆布は、お好み焼きにもよく合います。お好み焼きの生地に七彩昆布を適量混ぜて、あとは通常どおり焼くだけ。特に干しえびやいかがお好み焼きをより味わい深くし、濃厚なお好み焼きソースとも相性抜群です。
山年園で販売している七彩昆布について
山年園でもオリジナルの七彩昆布を販売しています。白いご飯に振りかけるだけで、箸が止まらぬ美味しさ。本記事でご紹介したアレンジレシピも参考に、いろいろな七彩昆布の食べ方を試してみてください。
七彩昆布
| 商品名 | 七彩昆布 |
| 商品区分 | 食品 |
| 内容量 | 【一袋あたり】100g |
| 原材料名 | 昆布加工品(昆布、醸造酢、その他)、わかめ加工品(乾燥わかめ、砂糖、ごま、その他)、砂糖、ごま加工品(いりごま、梅肉、梅肉パウダー、梅酢、その他)、ごま、魚肉加工品(魚肉すり身、でん粉、いか、その他)、干しエビ(アキアミ)、ネギ、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ソルビトール、ステビア、甘草)、加工デンプン、香料、酸味料、着色料(赤102)、卵殻Ca、(原材料の一部に小麦、乳成分、大豆を含む) |
| 使用方法 | 温かいご飯に乗せて召し上がりください。 |
| 使用上の注意 | 開封後はお早めに召し上がりください。 |
| 保存方法 | 常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。 |
| 賞味期限 | 製造日より約3ヶ月 |
| 販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
| 店長の一言 | 温かいご飯に乗せて召し上がってください。 何杯でも食べれちゃいます(^-^) |
最新記事 by 塩原大輝(しおばらたいき) (全て見る)
- 七彩昆布(なないろこんぶ)の魅力を解説!栄養成分や、美味しいアレンジレシピも - 2025年12月27日
- 和紅茶(国産紅茶)の産地を解説|品種や時期などによる紅茶の違いについても - 2025年12月25日
- 緑茶が茶色くなるのはなぜ?茶色くならないようにする方法や、美味しい淹れ方も解説 - 2025年12月23日














