お茶の産地雑学

奈良紅茶の魅力|月ヶ瀬などの大和高原で生まれる、高品質な和紅茶

奈良紅茶お茶の産地

国内でも有数の国宝・重要文化財や美しい自然を誇る奈良県。奈良漬や柿の葉寿司など美味しいものもたくさんあり、さらに美味しいお茶づくりも盛んに行なわれています。

本記事では、奈良県で作られる和紅茶、「奈良紅茶」をご紹介します。

奈良紅茶とは?

奈良 和紅茶

奈良紅茶とは、その名のとおり奈良県で生産される和紅茶の総称です。

そもそも奈良県では、緑茶などの日本茶の生産が盛んです。今から1,000年以上も前の平安時代初期に、弘法大師(こうぼうだいし)という僧侶が中国からお茶の種を持ち帰り、日本で初めて植えた場所が奈良県だったといわれています。そのため、日本のお茶発祥の地としても知られているのです。

奈良県は、静岡県や鹿児島県など他のお茶産地に比べると決してお茶の生産量は多くありませんが、豊かな自然のなかで育まれるお茶のクオリティには定評があります。もちろん日本茶だけではなく、和紅茶も人気です。

ちなみに、過去に奈良県のお茶の品質を証明する出来事がありました。1958年にイギリスのロンドンで開催された全世界紅茶品評会で、奈良県で作られた「べにほまれ」という品種の和紅茶が最優秀賞を受賞したのです。紅茶の本場であるイギリスでも認められたほど、奈良紅茶のクオリティは高いといえるでしょう。

奈良紅茶と大和茶(大和紅茶)の違いは?

奈良県で作られるお茶は大和茶(やまとちゃ)ともよばれます。奈良県の一部は昔「大和(やまと)」とよばれており、そこから大和茶の名もつきました。

大和茶は日本茶(緑茶など)も和紅茶も含めた総称ですが、和紅茶だけ大和紅茶とよばれることも。つまり奈良紅茶=大和紅茶で、まったく同じ意味です。

奈良紅茶の主な産地

月ヶ瀬 紅茶

奈良紅茶は奈良県内のさまざまな場所で作られます。なかでも、県内東部の山の上に広がる大和高原(やまとこうげん)一帯でお茶栽培が盛んです。大和高原一体は標高が高い山間部で、山深い冷涼な環境が朝晩の寒暖差や豊かな霧を生み出し、美味しいお茶づくりに適しています。

大和高原のなかの、奈良紅茶の主な産地をいくつか解説します。

月ヶ瀬(つきがせ)

月ヶ瀬は、奈良県の最東端に位置するエリアです。もともとは月ヶ瀬村という村でしたが、平成17年に都祁(つげ)村とともに奈良市に合併されました。

月ヶ瀬の中央には清らかな名張川(なばりがわ)が流れており、下流には深い渓谷があります。渓谷にある梅林は春は美しい梅が咲き誇り、月ヶ瀬梅林として有名です。

この月ヶ瀬エリアは、奈良県内でも特に和紅茶の生産が盛んな場所です。特に「べにほまれ」という和紅茶用品種の生産に注力しています。べにほまれはアッサム系を親にもつ和紅茶品種で、アッサム系ならではの蜜のような甘みが特徴です。

山添村(やまぞえむら)

山添村も、大和高原にある村です。山添村のなかでも特に西側の標高が高く、120mから、場所によっては600mほどあることも。なかでも標高618mほどある神野山(こうのやま)は、春になると美しいツツジが咲き、多くの人が訪れます。村の約80%は山林で、豊かな自然のなかで美味しい紅茶が育まれています。

宇陀市(うだし)

宇陀市も奈良県北東部にある市で、大和高原に位置しています。前述の山添村の南部と隣接しています。宇陀市も市内の約70%が山林で、年間の降水量が多く夏は冷涼な気候なので、美味しいお茶づくりにぴったりの環境です。

奈良紅茶の特徴

奈良紅茶 特徴

奈良紅茶の特徴をいくつか解説します。

すっきりと清涼感のある香り

奈良紅茶は、甘すぎないさわやかな香りがあります。特にファーストフラッシュとよばれる春摘みの紅茶は、新茶ならではのみずみずしい香りがあり、人気が高いです。

やわらかく自然な甘み

香りはすっきりしていますが、味はやわらかく、優しい甘みを感じられます。渋みや苦みはほとんどなく、ストレートでも飲みやすい味わいです。

在来種が多い

奈良紅茶は、在来種が多いのも特徴です。

日本茶も紅茶も、お茶は「やぶきた」や「あさつゆ」などの品種のものが一般的。品種のお茶は、同じ品種から挿し木をして木を増やすので、同じ特徴のお茶が生まれます。一方の在来種は種から蒔かれるので、木1本1本が違った特徴をもちます。

奈良紅茶の味や香りについて

奈良紅茶 味

奈良紅茶を実際に飲んだ人の味や香りの感想を、Xよりいくつか抜粋してご紹介します。

奈良紅茶を飲むと、ほんのり甘みを感じ、やわらかく飲みやすい印象をもつ方が多いようです。すっきりした甘みとクセのなさは、和菓子や洋菓子など幅広く相性が良いです。

奈良紅茶の淹れ方

奈良紅茶 淹れ方

ホットの場合は、ポットに奈良紅茶の茶葉を3~5gほど入れてから、熱湯を注ぎます。熱湯を注ぐ際は、ポットから距離を離して上のほうから勢いよく注ぐのがおすすめ。こうすることでポットの中で茶葉が大きく舞うジャンピングという現象が起き、茶葉の風味や香りがより抽出されやすくなります。

あとは2~3分ほどお好みでおいてから、ティーカップに注ぎましょう。5分など長めにおいてしまうと、茶葉の苦みや渋みが出やすくなり、せっかくの甘みが半減してしまうので注意してください。

アイスの場合は、ポットに10gほどの奈良紅茶の茶葉と、1Lほどの水を入れます。あとはポットごと冷蔵庫に入れて、数時間~1晩を目安におくだけ。ホットよりもさらにまろやかな甘みが際立つ、美味しいアイスティーができあがります。

奈良紅茶は苦みや渋みが少ないため、砂糖など加えずにストレートで飲みやすい紅茶です。もちろんミルクティーも美味しいので、いろいろなアレンジをお楽しみください。

山年園で販売している和紅茶について

静岡県で大切に育てられた茶葉だけを使った、山年園オリジナルの和紅茶です。クセが少ない「やぶきた」にじっくり火入れし、お茶本来の香りを引き出しました。和紅茶ならではのまるみのある甘さをぜひご堪能ください。

国産紅茶

国産紅茶
商品名紅茶
商品区分食品・飲料
内容量2g×15パック
原材料名お茶
原産地静岡県
使用方法本品約1包を約1リットルの水に入れ沸騰させた後、1~2分煮出して召し上がりください。
急須やティーポットでもお飲みいただけます。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店の紅茶は国産100%なので、安心安全にお飲み頂けます。
巣鴨のお茶屋さんの販売する紅茶を是非お試しください(^-^)

国産紅茶の購入はこちら

The following two tabs change content below.
塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

フォローする

※当ブログメディアに記載されているものは、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。
編集部内で信頼できると判断した一次情報(国家機関のデータや製薬企業等のサイト)を元に情報提供を心がけておりますが、自己の個人的・個別的・具体的な医療上の問題の解決を必要とする場合には、自ら速やかに、医師等の適切な専門家へ相談するか適切な医療機関を受診してください。(詳細は利用規約第3条より)

この記事が気に入ったらいいね!
最新情報をお届け!
CHANOYU
タイトルとURLをコピーしました