お茶の雑学雑学

二番茶とはどんなお茶?一番茶・三番茶との違いや、おいしい入れ方についても

二番茶お茶の雑学

1年でもっとも早く摘み取られる一番茶(新茶)は、新芽ならではのみずみずしい味わいが人気です。この一番茶を摘み取ったあとに伸びてきた茶葉は、二番茶として流通します。

一番茶から二番茶になると、味や香りなどにどのような変化があるのでしょうか。

本記事では「二番茶」を解説します。

二番茶とは?時期はいつ?

二番茶 とは

二番茶とは、その年の2番目に摘み取られるお茶です。

地域やお茶の品種などにもよりますが、基本的にお茶の摘み取り時期は年4回です。最初に摘まれるお茶は一番茶(新茶)とよばれ、一番茶を摘み取り終わったあとに新たに生えてきたお茶が二番茶になります。時期でいうと、6月中旬~7月上旬頃に摘み取られることが多いです。

二番茶と二番煎じの違い

二番茶と混同されがちな言葉に「二番煎じ」があります。どちらも二番という言葉が付きますが、意味は異なります。

二番茶は、あくまでも2番目に摘み取られるお茶のこと。一方の二番煎じは、急須に茶葉を入れて1回目のお茶を注いだあと、同じ茶葉で2回目のお茶を淹れることです。そこから転じて、すでにあるものの使いまわしで新鮮味のないもの、という意味でも使われます。

一番茶・二番茶・三番茶・四番茶の違いや特徴について

一番茶 二番茶 違い

前述のとおり、お茶の摘み取りの時期は年4回が基本です。基本的にお茶の品質や価格は一番茶がもっとも高く、二番茶、三番茶……と進むにつれて下がっていきます。

ここでは、一番茶から四番茶まで、それぞれの特徴や違いを解説します。

※下記の摘み取り時期は、地域やお茶品種によって異なることがあります

一番茶(新茶)

毎年の最初、4月下旬~5月上旬頃に摘み取られるお茶です。いわゆる新茶です。

一番茶は新芽だけを使います。厳しい冬に栄養を蓄えてから生えてきた新芽は、やわらかくテアニンがたっぷりなので、甘みや旨みが強いのが特徴。反対にカテキンはほとんど含まれないので、渋みや苦みはほとんどなく、まろやかでとてもおいしいお茶です。新芽ならではのフレッシュな香りも一番茶ならでは。

この一番茶が1年のうちでもっとも品質が良く、高価格になりやすいです。

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二番茶

一番茶を刈り取ったあとに新たに生えてきた、2番目の茶葉を使います。二番茶になると、一番茶に比べてカテキンやカフェインの含有量が増えるため、苦みや渋みが増えます。

これは、一番茶よりも二番茶のほうが日光に当たる時間が長いため。長期間日光に当たることで、茶葉内に含まれる甘みや旨み成分のテアニンがだんだんとカテキンに変化します。カテキンは苦みや渋みのもとです。

三番茶

二番茶のあと、7月下旬から8月上旬頃にかけて摘み取られるのが三番茶です。二番茶よりもさらに葉は大きく硬くなり、反対に味は薄くなります。

四番茶

三番茶のあと、1年の最後に収穫されるお茶が四番茶です。9月下旬頃から収穫が始まります。

四番茶の大きな特徴は、ポリサッカライドという多糖類を多く含むこと。一番茶~三番茶にも含まれる成分ですが、四番茶に圧倒的に多く含まれているといわれています。ポリサッカライドは、お湯ではなく水でお茶を淹れることで抽出されるのがポイントです。

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二番茶の味や香りについて

二番茶 おいしい

Xから、実際に二番茶を飲んだ方の味や香りの感想を、いくつかピックアップして紹介します。

二番茶を飲むと、程良い苦みや渋みを感じる方が多いようですね。一番茶のまろやかな甘さもおいしいですが、すっきりした渋みのある二番茶も、暑い日やリフレッシュしたい日などにぴったりです。

二番茶のおいしい入れ方(淹れ方)

二番茶 入れ方

急須に、二番茶の茶葉を3~5gほど入れます。そこに熱湯を注いで急須に蓋をし、15秒ほど待ったらすぐに湯呑みに注ぎます。熱湯で短時間抽出させることで、キリッとした渋みを楽しめます。

苦みや渋みが苦手な方は、お湯の温度を少し下げましょう。80度ほどに冷ましたお湯を注ぎ、急須に蓋をして1~2分ほどおいてから湯呑みに注いでください。

山年園で販売している番茶について

同じお茶でも、摘み取る時期によって味や香りが異なります。二番茶含め、いろいろな時期のお茶を飲み比べてみても楽しいかもしれません。

山年園では、いろいろな番茶を取り扱っております。

「赤ちゃん番茶」は、赤ちゃんでも飲めるほどカフェインが少ない、軽やかな番茶です。すっきりクセのない味わいで、大人の方にもぜひお飲みいただきたい一品です。

「三年番茶」は、番茶を3年ほど寝かせて熟成させたユニークなお茶。長期間熟成させることでカフェインなどが抜け、優しい味わいになります。

赤ちゃん番茶

赤ちゃん番茶
商品名赤ちゃん用番茶
商品区分食品・飲料
内容量【1袋あたりの内容量】
150g
原材料名緑茶(一番茶)
原産地日本産
静岡県産
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約8ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言静岡、安倍川奥、藁科川流域で一番茶の時期に摘み取られた番茶です。
赤ちゃんや胃の弱い方にも飲める用に優しい味にこだわりました(^-^)

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有機栽培 三年番茶(ティーパック)

三年番茶 ティーパック
商品名有機 三年番茶 ティーパック
商品区分飲料
内容量54g(1.8g×30p)
原材料名有機 緑茶(国産)
保存方法高温・多湿を避け常温で保存
使用方法熱湯で1~2分ほど蒸らしてみます。
また 適量を水から火にかけ 沸騰したら1~2分 煮出しても 美味しく召し上がれます。
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言夏から秋にかけ収穫した「有機栽培茶園」の番茶を、さらに三年かけて熟成させました。爽やかな香りをお楽しみいただけます(^-^)/

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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