茶菓子

有平糖(ありへいとう)とはどんな飴?金平糖との違いについて【食べる芸術品】

有平糖茶菓子

カラフルな色合いや華やかな形状で、宝石のように美しいお菓子「有平糖」。

結婚式や七五三といっためでたい席や、茶道でもよく出されるお菓子です。

カラフルな飴のイメージが強い有平糖ですが、一体どのようなお菓子なのでしょうか?

今回は、有平糖(ありへいとう)の歴史から種類まで解説します。

有平糖(ありへいとう)とは?

有平糖 とは

「有平糖」とは飴菓子の一種です。読み方は「ありへいとう」、もしくは「あるへいとう」です。

有平糖は、一般的な飴と同じく水飴と砂糖を煮詰めて作られます。

一般的な飴では、水飴が多く砂糖は少ないですが、有平糖は反対に水飴が少なく砂糖が多い状態で作られます。砂糖が多いためサクサクとした軽い食感があり、溶けにくいのが特徴です。

有平糖は、和菓子のなかでも水分量が少ない干菓子(ひがし)に分類されます。

干菓子とは水分量が10%以下の和菓子を指し、代表的なものに打ち物(和三盆など)、押し物(塩釜など)、掛け物(ひなあられなど)などがあります。有平糖は「飴物」に属します。

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有平糖(ありへいとう)の歴史と由来

有平糖は16世紀頃にポルトガルから伝来してきたといわれています。ポルトガルから伝来したお菓子は「南蛮菓子」とよばれ、有平糖の他にカステラやボーロ、金平糖などがあります。

有平糖の名前の由来は、ポルトガル語で「砂糖菓子」を意味する「Alfeloa(アルフェロア)」とされています。

それまで日本で「飴」とよばれていたのは、甘葛(ツタの汁を煮詰めたシロップ)などのドロッとした液状の甘味料でした。コロンとした形状で硬さのある飴玉は、この有平糖が発祥という説もあります。

有平糖はポルトガルから長崎に伝来したあと、他の地域にも浸透しました。当時は、まだ砂糖が高級品だったため、有平糖も高級菓子だったようです。

江戸時代に入ると砂糖が一般的に普及し始め、同時に有平糖も庶民の手に届くお菓子になっていったとみられています。

有平糖と一般的な飴の違い

有平糖と一般的な飴の大きな違いは水飴と砂糖の割合です。

一般的な飴は砂糖が少なく水飴が多めですが、有平糖は砂糖が多く水飴が少なめです。一般的な飴の食感はツルッとしていて溶けやすいですが、有平糖はサクサクした食感で溶けにくいです。

有平糖と金平糖の違い

有平糖も金平糖も、同じポルトガルから伝来してきた南蛮菓子です。異なるのは作り方です。有平糖は水飴と砂糖を煮詰めて作られます。一方の金平糖はザラメなどに糖蜜(溶かしたグラニュー糖)をかけて少しずつ大きくしていきます。同じ干菓子でも有平糖は飴物、金平糖は掛け物に分類されます。

有平糖(ありへいとう)の種類

有平糖 飴

有平糖の種類は明確に定義づけされていないものの、形状によっていくつかの種類に分かれています。

千代結び

千代結びは、リボンのような可愛らしい形状をした有平糖です。結び目に終わりがない形状であるため、「いつまでも幸せが続く」という意味が込められており、しばしば結婚式など縁起物として用いられます。

ねじり・棒

赤と白など2色の細長い有平糖を合わせてねじった有平糖です。

しましまのスティック状になり、見た目が華やかで可愛いらしいです。

植物など

そのほか、桜の花やつつじ、梅の花、紅葉など、植物をモチーフにした形の有平糖もあります。

有平糖(ありへいとう)の味

有平糖 味

Xから、実際に有平糖を食べた方の味の感想をいくつかご紹介します。以下抜粋。

甘い風味はもちろん、普通の飴とは違うサクサクした食感が楽しいと評判なようです。お茶にも意外と合うので、お茶請けにもおすすめですよ。

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有平糖(ありへいとう)の作り方

有平糖 作り方

1.深めの鍋に水飴と砂糖を入れ、140度くらいの高温で煮詰める
2.浅めの鍋に入れ替える
3.粗熱を取りながら練り上げる
4.練り上げた飴を成形する

3から4の工程は、時間との勝負でもあります。

飴は冷めるとすぐに固まってしまって成形ができなくなるためです。高い技術力が求められる作業なので、経験やスキルがある職人技が必要になります。

有平糖(ありへいとう)の出し方・食べ方【茶道】

有平糖 茶道

有平糖を含む干菓子は、茶道でもよく出されます。

2種類の干菓子を出す場合は、菓子器の右奥に格上や高さがある干菓子を置きます。格上の干菓子とは、和三盆や落雁、せんべいなどです。有平糖などそれ以外の干菓子は、左手前に置きます。

食べるときは膝の前に懐紙(かいし)を開いて置き、菓子器の上から有平糖を手づかみで懐紙に乗せます。乗せたら両手で菓子器を持ち、隣の方に回しましょう。

食べるときは左手に懐紙を持ち、右手で懐紙の上にある有平糖をつかんでそのまま食べます。

山年園が提供する有平糖(ありへいとう)について

山年園でもオリジナルの有平糖を販売しています。抹茶味の有平糖で大豆きなこを包みました。

ほろ苦い抹茶味の有平糖と、やわらかく香ばしい大豆きなこのハーモニーを楽しめます。

ぜひ、お茶請けに、気分転換のおやつにご購入してみてはいかがでしょうか?

有平糖 抹茶
商品名有平糖(抹茶きなこ味)
商品区分食品・飲料
内容量110g(個包装紙込)
原材料名砂糖、水飴、大豆きな粉、植物油脂、抹茶
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約2ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言さくさくっと「噛んで」食べる新食感の飴です。
食べ過ぎにはご注意ください(^-^)

有平糖(抹茶きなこ味)の購入はこちら

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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