和紅茶とは日本で作られる紅茶の総称で、まろやかな甘みが人気のお茶です。お茶どころ静岡県をはじめ、国内さまざまな産地で生産されており、産地によって微妙に風味が異なります。
今回は、和紅茶（国産紅茶）の産地を解説します。
和紅茶（国産紅茶）とは？
和紅茶（わこうちゃ）とは、日本国内で生産される紅茶の総称です。国内で作られるので、国産紅茶ともよばれます。
一般的に流通している紅茶といえば、海外産が主流です。海外ではインドやスリランカを中心に、中国やインドネシアなどさまざまな国で紅茶が作られています。同じ国のなかでも、エリアによってそれぞれ独特な香りや味わいがあり、渋みが強めにでるものも多いです。
このように個性の強い海外産の紅茶に比べて、日本で作られる和紅茶は味や香りが強すぎず、クセがないのが特徴。渋みや苦みもほとんどなく、まろやかな甘みがあります。
産地によって和紅茶の味わいはどう変わる？
一口に和紅茶といっても、産地によって微妙に香りや味わいが変わります。例えば静岡県の和紅茶は甘みと渋みのバランスが良いものが多く、京都府で作られる和紅茶は宇治茶ならではの濃厚な甘みがあります。
同じ産地でも、品種や収穫時期によって味わいが変わることも。違いについて詳しくは後述します。
和紅茶（国産紅茶）の主な産地について
日本国内には、さまざまな和紅茶の産地があります。主な場所を解説します。
静岡
言わずと知れたお茶の名産地、静岡県。県内では日本茶（緑茶）だけではなく、和紅茶の生産も盛んです。
フローラルな香りが魅力の「ふじかおり」など、静岡県で作られた和紅茶用品種もあります。他にも「やぶきた」や「べにふうき」が多く作られており、和紅茶にも使われています。
宮崎
宮崎県も、温暖な気候を生かした和紅茶づくりをしています。県内のなかでも特に五ヶ瀬（ごかせ）町で和紅茶づくりが盛んです。
福岡
福岡県のなかでも、特に八女（やめ）市周辺は和紅茶の生産が盛んで、同エリアで作られる和紅茶は八女紅茶とよばれます。
八女地域で作られるお茶は、日本茶も紅茶も、昔ながらの稲わらを使った被覆栽培で育てられるのが特徴。お茶の中にテアニンが残り、甘みや旨みが強くまろやかな味わいになります。
鹿児島
鹿児島県は、国内でも最南端のお茶産地です。温暖な気候と早く訪れる春のおかげで、国内でもっとも早く新茶が収穫できる県でも知られています。なかでも南九州市周辺で作られる和紅茶は知覧（ちらん）紅茶とよばれ、しっかりした甘みで人気があります。
ちなみに県内の茶業研究所では、「べにひかり」という和紅茶品種が開発されました。べにひかりは、他の品種ではあまりみられない爽やかなメンソール香があります。ハッカやミントに似た清涼感がある、ユニークな品種です。
佐賀
佐賀県のなかでも嬉野（うれしの）町周辺は、嬉野茶で有名なお茶の産地です。嬉野エリアでも和紅茶も作られており、嬉野紅茶（うれしの紅茶）とよばれます。
嬉野茶の特徴は玉緑茶（ぐり茶）が主流なこと。くるっと丸まった玉のような形状で、強い香りと深い甘みがあります。嬉野紅茶も玉緑茶のように茶葉が丸まっており、旨みや甘みが強く渋みはほぼありません。
熊本
熊本県の南端、水俣（みなまた）・芦北（あしきた）地域ではお茶生産が盛んで、和紅茶も作られています。同地域のお茶は、種から育てた外来種が多いのが特徴です。このエリアで作られる和紅茶は「みなまた和紅茶」とよばれ、親しまれています。
京都
京都府のなかでも、宇治茶の主産地である和束（わづか）町を中心に、和紅茶が作られています。
京都府には、宇治茶にするために府内で開発された宇治品種がいくつかあり、そのなかの1つの「ごこう」という玉露用品種で和紅茶が作られることも。玉露用品種ならではの濃厚な旨みや甘みを感じ、他の地域の和紅茶とは違った魅力があります。
奈良
奈良県で生産されるお茶は、大和茶（やまとちゃ）とよばれます。大和茶のなかにも和紅茶があります。大和茶はすっきりした味わいと、やわらかに広がる香りの良さが魅力です。
島根
島根県のなかでも出雲（いずも）市周辺で特にお茶栽培が盛んで、和紅茶は総称で出雲紅茶とよばれます。
和紅茶の産地以外の選び方
和紅茶を選ぶポイントは、産地の他にもいくつかあります。
品種で選ぶ
まずは、お茶の品種で選ぶ方法です。
お茶の品種は、「やぶきた」など日本茶（緑茶）によく使われる品種と、「べにふうき」や「べにひかり」など和紅茶用に開発された品種があります。
例えば「やぶきた」だと、甘みや旨みだけではなくさわやかな渋みもあり、万人受けする味わいといえます。
一方の和紅茶用品種である「べにふうき」や「べにひかり」は、甘みが強く、渋みはほぼ感じません。このようにお茶の品種によって味や香りが異なるので、いろいろ飲み比べてみて、好みの味を見つけるのもおすすめです。
収穫された季節で選ぶ
紅茶は、同じ産地や品種でも、収穫された季節によって味わいが変わるのがおもしろいところ。季節による紅茶の違いは、大きく下記の3つに分けられます。
・夏：セカンドフラッシュ
・秋：オータムナル
春に収穫された茶葉を使うファーストフラッシュは、みずみずしくフレッシュな香りと風味を楽しめます。夏のセカンドフラッシュは、味にまるみが出てきて、熟れたフルーツのようなトロピカルな香りが人気です。秋のオータムナルは、ずっしりと重みがある味わいで、豊かな甘みや渋みも感じられます。
山年園で販売している和紅茶
山年園では、シンプルに甘みを味わうものから、フレーバーを付けたものまで、さまざまな和紅茶を販売しています。産地も、本記事でご紹介した静岡県や宮崎県などいくつかあり、それぞれ微妙に違った風味を楽しめます。各産地が丹精込めて作った美味しい和紅茶を、ぜひご賞味ください。
宮崎紅茶
| 商品名 | 有機 紅茶 |
| 商品区分 | 食品・飲料 |
| 内容量 | 50g |
| 原材料名 | 有機 紅茶 |
| 原産地 | 宮崎県 |
| 使用方法 | ポットとカップを十分に温めておきます。約２gで200cc が適量で 熱湯で約３分程蒸らして 充分に茶葉を躍らせます。温めたカップに注ぎ 香りを楽しみます。 |
| 使用上の注意 | 開封後はお早めに召し上がりください。 |
| 保存方法 | 常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。 |
| 賞味期限 | 製造日より約12ヶ月 |
| 販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
| 店長の一言 | 標高が高く、山の香り、樹木の香りが立つ中で、じっくりと発酵された紅茶の甘い香り（萎凋香）をお楽しみ下さい(^-^) |
国産紅茶（リーフ）
| 商品名 | 紅茶 |
| 商品区分 | 飲料 |
| 内容量 | 80g |
| 原材料名 | お茶（静岡産） |
| 原産地 | 日本産 |
| 使用方法 | 本品３～５ｇを急須またはティーポットに入れ、熱湯を注ぎお好みの濃さでお召し上がりください。 |
| 使用上の注意 | お茶は鮮度が大切です。開封後はお早めに召し上がりください。 |
| 保存方法 | 高温・多湿・直射日光を避け常温で保存 |
| 賞味期限 | 製造日より約12ヶ月 |
| 販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
| 店長の一言 | 老舗のお茶屋がこだわり抜いた「国産紅茶」を是非ご賞味ください(^-^) |
はちみつの和紅茶
| 商品名 | はちみつ紅茶ティーバッグ |
| 商品区分 | 食品・飲料 |
| 内容量 | 2g×5パック |
| 原材料名 | 紅茶（静岡県産）、はちみつパウダー（デキストリン、はちみつ）、ステビア、リコリス、ラカンカ/香料、甘味料（アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物含有） |
| 原産地 | 静岡県産(紅茶)、 |
| 使用上の注意 | お茶は鮮度が大切です。開封後はお早めにお飲みください。 |
| 保存方法 | 高温／多湿を避け移り香にご注意ください。 |
| 賞味期限 | 製造日より約12ヶ月 |
| 加工者 | 山啓製茶（株） 静岡県掛川市伊達方３２３?１ 0537-27-0532 |
| 販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
| 店長の一言 | 香り豊かなはちみつと和紅茶です。 老舗のお茶屋がこだわり抜いたはちみつと和紅茶を是非お試しください(^-^)/ |
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