お茶の雑学雑学

熟成茶とはどんなお茶?新茶との違いや、味・香りの特徴について

熟成茶お茶の雑学

漬物やチーズ、ハムなど、じっくり熟成させて作られる食べ物には、独特の深い味わいや香りがあります。実はお茶にも、熟成させて作られるものがあり、芳醇な味わいが人気を集めています。

今回は、お茶好きの方にぜひ飲んでいただきたい、「熟成茶」を解説します。

熟成茶とは?

熟成茶とは

熟成茶とは、その名のとおり茶葉を熟成させてから飲むお茶の総称です。蔵出し茶ともよばれます。

熟成茶を作る際は、春に摘んだ新茶を壺や袋の中に詰めて、専用の蔵や山の中など冷暗所に置きます。そのまま数ヶ月間置いておくことで、茶葉はじっくり熟成されていきます。低温で時間をかけて少しずつ熟成されるので、おだやかに発酵が進むのが特徴です。

何ヶ月も低温で熟成された茶葉は、秋になると開封されて飲むことができます。

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熟成茶は煎茶や玉露といった緑茶が多いですが、他にもほうじ茶や玄米茶などもあります。

ちなみに壺に入れて熟成させる熟成茶は、壺切茶ともよばれます。毎年11月に行われる「口切りの茶事」という茶道の行事で、壺に入った茶葉の封を切り、壺切茶として楽しまれるのです。壺切茶は抹茶であることが一般的です。

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熟成茶と新茶の違い

前述のとおり、新茶を数ヶ月熟成させると熟成茶になります。新茶も熟成茶も、渋み・苦みが少ない点は共通していますが、他にさまざまな違いがあります。

新茶

熟成茶

香りフレッシュな香り芳醇な香り
さわやかな甘みや旨み深みのある甘みや旨み
カフェイン含有量かなり多い少ない

新茶は、チャノキのやわらかい新芽だけを使うので、みずみずしくフレッシュな香りがあります。甘みや旨みも強く、まろやかな味わいです。新芽はカフェイン含有量が多いので、新茶もカフェインを多く含みます。

一方の熟成茶は、新茶よりも深みのある甘みやコクが特徴です。熟成過程でカフェインが抜けていくので、新茶と比べるとカフェイン含有量ははるかに少なくなります。

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熟成茶の歴史・起源

熟成茶 徳川家康

熟成茶の起源は、徳川家康といわれています。家康は晩年を静岡県で過ごし、お茶をこよなく愛しました。

家康は、井川大日峠(いかわだいにちとうげ)という峠に、熟成茶を熟成させるための専用蔵を作らせました。井川大日峠は現在の静岡市葵区にあり、標高は1,200mほどと高い場所にあります。標高が高いため、常に冷涼な環境で、茶葉をじっくり貯蔵するのに適していました。

ここで春から秋までじっくり熟成された熟成茶は、家康のいる静岡市の駿府城(すんぷじょう)まで運ばれたといわれています。

日本の代表的な熟成茶の種類(銘柄)

熟成茶 種類

国内で特に熟成茶が有名なお茶のブランドの種類(銘柄)は、霧山茶と本山茶(ほんやまちゃ)です。

霧山茶は、高知県の高岡郡日高村で作られる土佐茶の1種です。仁淀川(によどがわ)や四万十川(しまんとがわ)など美しい水源に恵まれた環境で、やわらかな味わいの熟成茶が作られます。

本山茶は、しっかりした甘みのなかにほど良い渋みや苦みが感じられ、「天然の玉露」と称されるほど味に定評があります。

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熟成茶の特徴

熟成茶 特徴

熟成茶には、新茶とは異なるさまざまな特徴があります。熟成茶の特徴を、項目ごとに解説します。

熟成茶の味の特徴は、まろやかで濃厚な味わいです。何ヶ月もじっくり熟成されることで、強い甘みや旨みのある味わいになります。反対に、苦みや渋みはほとんど感じられません。

新茶も強い甘みや旨みがありますが、熟成茶のほうがより深みのあるまろやかな味わいになります。

香り

香りも特徴的です。熟成期間を経たことで新茶のみずみずしい香りが変化し、角がとれた芳醇な香りが生まれます。深みのある香りはまるでワインやウイスキーを思わせます。

水色

熟成茶の水色は、緑色というよりは、黄色がかった山吹色のような色になります。新茶の鮮やかな緑色も美しいですが、熟成茶の山吹色もまた違った美しさがあります。

熟成茶の味や香りについて

熟成茶 味

実際に熟成茶を飲んだ方の味や香りの感想を、Xよりいくつか抜粋してご紹介します。

熟成茶を飲むと、まろやかさを強く感じる方が多いようです。熟成茶は渋みが少ないことが特徴ですが、お茶の品種や淹れ方などによっては少し渋みを感じる方も。

熟成茶の淹れ方・飲み方

熟成茶 淹れ方

熟成茶の茶葉を急須に5gほど入れ、60~70度ほどのお湯をたっぷり注ぎます。通常煎茶は80度ほどのお湯を使うことが多いですが、熟成茶ならではの強い甘みを引き出すためにも、70度を目安に少しぬるめのお湯を使うのがおすすめです。

お湯を注いだら急須に蓋をして、40秒ほど浸出させたら湯呑みに注ぎましょう。急須の底にお茶が残らないように全部注ぎ切ると、2煎目も美味しさをキープできます。2煎目は1煎目よりも少し熱めのお湯を注いで、浸出時間も1煎目よりは少なめでOKです。

山年園で販売している日本茶について

日本茶から中国茶、ハーブティーなどさまざまなお茶を展開している当社では、煎茶だけでも多くの種類があります。産地や品種もバラエティに富んでいるので、お好きな一品を見つけてみてください。どれにするか迷ったら、渋みと甘みのバランスが良い「やぶきた」がおすすめです。

やぶ北茶

やぶきた ティーバッグ
商品名煎茶 やぶ北茶
商品区分飲料
内容量【一袋あたり】100g(5g×20パック)
原材料名茶葉
原産地静岡県
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言老舗のお茶屋が販売する煎茶です。
他店のお茶と比べてみてください(^-^)

煎茶 やぶ北の購入はこちら

掛川深蒸し 巣鴨参拝茶

深蒸し掛川茶 参拝茶
商品名巣鴨 参拝茶
商品区分飲料
内容量【一袋あたりの内容量】
100g
原材料名茶葉
原産地日本[Made in Japan] 静岡県掛川市
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言実店舗では圧倒的に1番人気のお茶です!!
豊島区民が選んだ「豊島の名品50選」に選ばれております。
この味でこの価格のお茶は参拝茶だけとお客様によく言われます。
是非お試しください(^-^)

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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