生で食べる果物はジューシーで美味しいですが、どうしても日持ちがしなかったり、皮をむいて種を取り除いたりしなければならないことも。
そこで、もっと手軽に果物を食べられる方法として、スライスして乾燥させたフルーツチップスがあります。ただ手軽に食べられるだけではなく、いろいろなアレンジも楽しめるおすすめの食品です。
本記事では、「フルーツチップス(果物チップス)」を解説します。
フルーツチップス(果物チップス)とは?
フルーツチップス(果物チップス)とは、果物を薄くカットして、そのまま乾燥させた食品です。
砂糖などを溶かしたシロップに浸けてから乾燥させる、甘いタイプのフルーツチップスもあります。
果物を生で食べるときは、皮をむいたり種を取り除いたりすることが多く、手間がかかるだけではなく廃棄物も増えてしまいます。
その点フルーツチップスであれば、果物をまるごと乾燥させることが多いので、無駄なく美味しく食べられます。乾燥させることで、果物本来のフレッシュな味や香り、栄養などもギュッと凝縮されます。
ただし、果物を凝縮してカサを減らしている分、同量の生の果物と比べるとカロリーは高くなることが多いです。
そのままポリポリかじって食べるのはもちろん、いろいろアレンジしても美味しく食べられます。アレンジレシピについて詳しくは後述します。
フルーツチップス(果物チップス)の種類
フルーツチップスには、使う果物によっていろいろな種類があります。主なフルーツチップスの種類をご紹介します。
バナナチップス
数あるフルーツチップスの種類のなかでも、特によく見るのがバナナではないでしょうか。サクサクした食感は、生のバナナとはまた異なる美味しさがあります。バナナのフルーツチップスはココナッツオイルで揚げている製品が多く、ほんのりココナッツの風味もします。
バナナはチョコレートとの相性が抜群なので、チョコレートクリームと一緒にトーストに乗せたり、チョコレートマフィンのトッピングにしたりするのもおすすめです。
りんごチップス
りんごを皮ごとスライスして乾燥させたフルーツチップスです。さわやかな酸味とほのかな甘み、パリッと心地良い食感が特徴で、サラダのトッピングにも適しています。
スイカチップス
珍しいスイカチップスもあります。スイカの皮や種ごと乾燥させているので、余すことなくスイカを楽しめます。実際に食べると、甘みのなかに少しトマトに似た風味を感じる方もいるようです。意外とヨーグルトにもマッチします。
柿チップス
意外かもしれませんが、柿もフルーツチップスになります。柿本来の濃厚な甘みが凝縮されて、とても美味しいフルーツチップスです。
紅茶だけではなく緑茶とも相性が良いので、お茶請けにもおすすめ。
キウイチップス
キウイを乾燥させたフルーツチップスです。皮ごと乾燥させている製品もありますが、皮のケバケバ感は意外と気にならないことが多いようです。
ただ、製品によっては酸味が強いので、シリアルやヨーグルトに混ぜると食べやすくなるでしょう。
マンゴーチップス
マンゴーを乾燥させたマンゴーチップスは、ベトナムやタイなど東南アジアの国々でよく食べられているフルーツチップスです。
華やかなマンゴーの香りが凝縮されており、紅茶やヨーグルトに入れるのにもぴったりです。
フルーツチップス(果物チップス)の作り方・製法
フルーツチップスは、お好きな果物を用意すれば、ご自宅でも簡単に手作りできます。
好きな果物を用意し、よく水洗いをしてから薄くスライスしていきます。1mmほどを目安に、なるべく薄く切るのがコツです。グレープフルーツ、キウイなど皮が厚くスライスが難しい果物は、皮をむいて果実だけ切ってもOK。りんごは皮付きのままでも薄切りしやすいです。
あとは、薄くカットした果物をオーブンで加熱し乾燥させます。オーブンの天板の上にクッキングシートを敷いて果物を並べ、120度で60分~80分ほど焼きます。温度や時間は、果物の様子を見て適宜調整してください。
甘めのフルーツチップスがお好みの方は、スライスした果物をトレハロース(甘味料)と水を混ぜたシロップに浸けて30分間ほど染み込ませてから、オーブンで焼く方法もあります。
その場合はオーブンの温度は80度ほどにして、3時間を目安にじっくり焼いて乾燥させます。
フルーツチップス(果物チップス)の食べ方・アレンジ
フルーツチップスは、そのまま食べるだけではなく、いろいろなアレンジでも楽しめます。フルーツチップスのおすすめの食べ方をいくつか紹介します。
紅茶
フルーツチップスを紅茶に浮かべれば、ドライフルーツティーになります。フルーツチップスは1種類だけはもちろん、いくつかのフルーツを組み合わせても美味しくなります。特にいちごやオレンジなど、酸味のあるフルーツチップスがおすすめ。
紅茶はホットでもアイスでもOKですが、せっかくのフルーツチップスの香りを活かすためにも、渋みや苦みを抑えて淹れるのがおすすめです。

お酒・炭酸水
お好みのお酒や炭酸水にフルーツチップスを入れれば、フルーティーなドリンクに早変わり。赤ワインにフルーツチップスを入れるとサングリア風になります。
より果物の風味を味わいたい場合は、瓶にフルーツチップスとお酒を一緒に入れて冷暗所で1~2週間ほど漬け込んでおくと、より深い果物酒を楽しめます。お酒はラム、ウォッカ、ジンなどお好みのものでOK。例えば、オレンジのフルーツチップスとジンなどは良く合います。
ヨーグルト
フルーツチップスをヨーグルトの中に入れて冷蔵庫に入れ、一晩漬けておくと、翌日にはフルーツチップスが水分を含んでやわらかくなります。
これはヨーグルトに含まれる水分をフルーツチップスが吸収したため。反対にヨーグルトにもフルーツチップスの甘みや香りが移っており、一緒に食べるとフルーティーなヨーグルトデザートとして楽しめます。ヨーグルトはシンプルなプレーンヨーグルトがおすすめです。
シリアル・グラノーラ
フルーツチップスはシリアルのトッピングにも適しています。
お好きなフルーツチップスをシリアルに乗せて牛乳やヨーグルトをかければ、手軽にビタミンCや食物繊維も摂れるヘルシーな朝食に。特にバナナやキウイなどがぴったりです。
サラダ
フルーツチップスを食べやすい大きさに砕いて、サラダのトッピングにするのもおすすめ。りんごやオレンジなどが良く合います。フルーツチップスと一緒にナッツ類やクルトン、削ったチーズなどもトッピングすると、よりいろいろな食感を楽しめます。
ドレッシングはフレンチドレッシングやイタリアンドレッシングなどが◎。シンプルにオリーブオイルとレモン、塩こしょうをかけるだけでも絶品です。
山年園で販売しているフルーツチップス(果物チップス)について
山年園オリジナルのフルーツチップスです。国産の温州みかんやブラッドオレンジ、キウイ、スイカ、りんご、柿など8種類の果物をチップスにしてミックスしました。果物本来のみずみずしい味わいをギュッと凝縮しているので、そのままおやつにどうぞ。
※時期によりフルーツの種類が変わることがあります
フルーツチップス
商品名 | 乾燥果実(フルーツチップスA) |
商品区分 | 食品 |
内容量 | 60g |
原材料名 | 柿(愛媛県産)、りんご、(長野県産)、梨(愛媛県産)、いよかん(愛媛県産)、キウイ(愛媛県産)、スイカ(愛媛県産)、ブラッドオレンジ(愛媛県産)、温州みかん(愛媛県産) |
保存方法 | 直射日光高温多湿を避け開封後はお早めにお召し上がりください。 |
原料原産地 | 愛知県 |
賞味期限 | 製造日より約4ヶ月 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |


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