煎茶には、美味しく飲むための適したな入れ方があります。
今回は普段飲んでいる煎茶を、ちょっとの工夫で美味しく飲む入れ方を紹介します。
ポイントをおさえると、誰でも簡単に実践できます。ぜひお試しください。
煎茶とは?
煎茶とは緑茶の種類の一つで、新芽の摘み取りまで日光を遮らずに栽培されたお茶のこと。
広義的な意味合いだと、抹茶に対してお湯で茶葉を煮出して成分を抽出するお茶(抽出茶)のことを指します。
煎茶は、江戸時代に日本独自の製法として誕生したお茶とされており、現在は静岡県・鹿児島県などが主な産地として知られています。
美味しい煎茶の入れ方とは?
では、以下にて美味しい煎茶の入れ方について解説していきます。
煎茶の茶葉の分量は?
煎茶で適切な茶葉の分量は、1人分であれば湯量60cc(湯飲み1杯分)に対し2g(ティースプーン1杯程度)といわれています。
お湯は一度湯飲みに移し、適温まで冷まします。
次に茶葉を入れた急須に湯を注いで蒸らします。
その後、湯飲みに均等にお茶を注いで、最後の一滴まで落とすのがポイントです。
水出し煎茶を作る場合は、水1Lに対し10〜15gを目安にしましょう。
煎茶を入れる時の温度は?
美味しく煎茶を入れるためには、最適な温度を意識することが大切です。
上級の煎茶であれば70℃、中級煎茶で80〜90℃が適していると言われます。
特に渋みの強い煎茶の場合には、80℃ほどの低い温度で入れると渋みを抑えることができます。
しかし、この辺りは特に正解と呼ばれるものはありません。
それぞれ人の好みに寄るところになります。
お茶の温度の測り方って?
お茶に使うお湯の温度を正確に測るには、料理用の温度計を使用します。
しかし、時間がない方は、なかなかお茶を入れるたびに温度計を使用するのは難しいでしょう。
そういった時は、以下の温度の目安を覚えておくと非常に便利です。
- 70℃:底から出てくる泡が増えてくる
- 80℃:泡が底全体に広がり、泡がすぐにはじける
- 90℃:小さい泡が大きい泡に変化する
また、やかんで沸騰させる場合、茶碗に移すだけで10℃ほど温度が下がってしまいますので、高めの温度で飲みたい場合は、ティファールなど電気ポットがおすすめです。
煎茶の浸出時間は?
浸出時間とは、茶葉をお湯に浸す時間のことです。
普通煎茶の場合には30秒ほど、上級煎茶では40秒から1分程度が最適と言われます。
浸出時間が短いとあっさりとした味わいに、浸出時間が長いと、渋みや苦味が増してはっきりとした味わいになります。
煎茶の入れ方のマナーはある?
煎茶は、お客さんに提供する機会も多いお茶。煎茶の入れ方のマナーを知っておくと、ちょっとした心遣いを見せることができます。
ぜひ、この機会に覚えておきましょう。
湯呑みが複数ある場合は順番に入れる
順番に入れないと、味や濃さが均等にならないためです。
入れている間にも、茶葉の成分が溶けだしているため、1杯ずつ入れてしまうと、最後になるにつれて渋みや苦味が強くなってしまいます。
湯呑みの7分目程度まで注ぐ
湯呑には取っ手がついておらず、ひたひたにいれるとこぼす危険もあります。
飲みやすさを配慮すると、7分目程度がちょうど良いです。
お盆に乗せて運び、茶托に湯呑みを乗せる
お盆や茶托があった方がもてなしの心が出ますね。
ほんの少しの差ですが、非常に大切です。
また、茶托を置くことで、熱さでテーブルに白い輪っかができるのを防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたか?煎茶は、ちょっと手間をかけるだけで、ぐっと味わいが変わります。
今回紹介した方法を、ぜひ試してみましょう!
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