きくらげはコリコリした食感とクセのない味わいが魅力で、中華料理をはじめさまざまな料理に使われます。実はきくらげにもいくつか種類があり、なかでも私たちが特によく見かけるのが「黒きくらげ」です。
本記事では「黒きくらげ(黒木耳)」を解説します。
黒きくらげ(黒木耳)とは?

黒きくらげ(黒木耳)とは、キクラゲ科のきのこの一種です。読み方は「くろきくらげ」です。
見た目は黒くひらひらとした形状で、ブナやケヤキなど広葉樹の枯れ木に生えます。形状が耳に見えることから、この漢字になったようです。日本で一般的にスーパーで見かけるきくらげは、この黒きくらげです。
ぷるぷる・コリコリした独特の食感が特徴で、その質感から「くらげ」の名が付けられました。味は淡泊でクセがないので、中華料理を始めとしたスープや炒め物、サラダなどさまざまな料理に良く合います。
黒きくらげは、栄養価の高さから薬膳の材料としても重宝されます。
黒きくらげ(黒木耳)と他のきくらげの違いについて

きくらげには、今回ご紹介している黒きくらげの他にも、白きくらげ、裏白きくらげ(あらげきくらげ)の計3種類があります。3種類それぞれの違いを解説します。
黒きくらげ(黒木耳)と白きくらげの違い
白きくらげとは、その名のとおり真っ白な見た目のきくらげです。白きくらげはシロキクラゲ科シロキクラゲ属で、黒きくらげはキクラゲ科キクラゲ属なので、属性がまったく異なります。
両者は食感にも違いがあり、黒きくらげは表面に細かな産毛のようなものが生えていて、食べるとコリコリとした食感。対して白きくらげの表面はつるっとなめらかで、食べるとやわらかいです。

黒きくらげ(黒木耳)と裏白きくらげ(あらげきくらげ)の違い
裏白きくらげは、別名あらげきくらげともよばれます。表面が黒く、裏側は白くて細かな産毛のようなものが生えています。この様子から、裏白きくらげ、もしくはあらげ(荒毛)きくらげと名づけられました。
黒きくらげと裏白きくらげは、どちらもキクラゲ科キクラゲ属なので同じ属性です。ただし黒きくらげと比べて、裏白きくらげのほうが大きくぽってりとしていて肉厚です。
黒きくらげ(黒木耳)ときくらげの違い
きくらげとは、黒きくらげ・白きくらげ・裏白きくらげの総称です。一般的に「きくらげ」と呼ばれ、スーパーでもっともよく目にするのは黒きくらげのことです。
黒きくらげ(黒木耳)の栄養成分

続いて、黒きくらげの主な栄養成分をいくつか解説します。
鉄分
黒きくらげには鉄分がたくさん含まれています。乾燥させた黒きくらげ100gあたりに含まれる鉄分は35mgほど。鉄分が豊富なため、薬膳でも重宝されています。
ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムのバランス調整に不可欠なビタミン。乾燥黒きくらげに含まれるビタミンDは、100gあたり85μgほどです。
ビタミンDは太陽の光に当たることで増える性質があります。よって、生の黒きくらげを調理する前に30分~2時間ほど天日干ししておくと、ビタミンDが増加するのでおすすめです。
カリウム
黒きくらげは、ミネラル類のなかでも特にカリウム含有量が突出して多いです。乾燥黒きくらげ100gあたりに、カリウムは1,000mgほども含まれているといわれています。
カリウムは細胞の浸透圧や血圧などを調整する成分です。さまざまな食べ物に含まれているので日常で不足することは稀ですが、万が一欠乏すると筋力低下や脱力感などの症状が出ることも。
食物繊維
黒きくらげは食物繊維も豊富です。水溶性・不溶性両方の食物繊維を含んでいますが、特に不溶性食物繊維のほうが含有量が多いようです。
不溶性食物繊維は、文字どおり水に溶けない食物繊維で、水分を吸収して便のカサを増やします。
黒きくらげの副作用について
上記のとおり黒きくらげは食物繊維を多く含むので、お腹が弱い方は摂取量に注意してください。一度に食べ過ぎることで、腹痛や便秘、下痢などを引き起こす可能性があります。
またカリウム含有量もかなり多いため、腎臓に疾患がある方は食べ過ぎないように気を付けましょう。不安点があれば、必ずかかりつけ医に確認してから食べるようにしてください。
黒きくらげ(黒木耳)の戻し方

売られている黒きくらげは、生の他に乾燥させたものもよく目にします。乾燥黒きくらげは、水で戻してから使いましょう。
乾燥黒きくらげの戻し方は簡単です。たっぷりの水を入れたボウルに、乾燥黒きくらげを入れます。黒きくらげが全部水に浸るようにしてください。あとはそのまま常温で、5時間ほど置いておくだけ。水に砂糖をひとつまみ入れると、黒きくらげがより水分を吸ってふっくら戻ります。
黒きくらげの美味しさをキープしながら戻すには、水から戻すのがおすすめです。しかし、戻すのにどうしても数時間かかるデメリットも。時間がないときは、ぬるま湯に浸せば30分ほどで戻せます。

黒きくらげ(黒木耳)の食べ方・レシピ

黒きくらげは、独特な食感を活かしてさまざまな料理に使えます。ここでは、黒きくらげのおすすめのレシピをいくつかご紹介します。
下記のレシピはすべて、生の黒きくらげか、乾燥黒きくらげを水で戻したものを使ってください。
黒きくらげのスープ
黒きくらげの使い方に迷ったら、まずはスープがおすすめです。黒きくらげを食べやすい大きさに細切りにして、他の具材と一緒にたっぷり水を入れた鍋に入れて火にかけます。味付けは、鶏ガラだしや白だしをベースに、塩コショウで整えます。
具材はトマトや長ネギ、きのこ類などがぴったり。さらに春雨を入れると食べ応えがアップします。
黒きくらげの炒め物
黒きくらげの食感は、炒め物に入れると良いアクセントになります。特に卵と相性が良いので、ぜひ卵を使った炒め物に入れてみてください。
他には青梗菜(ちんげんさい)や豚肉、きのこ類なども混ぜて、鶏ガラだしやオイスターソースで中華風の味付けにするのがおすすめ。トマトと卵と炒めるのも人気のレシピです。
黒きくらげのサラダ
黒きくらげを1分ほどサッと茹でたら、食べやすいように千切りにします。同じく千切りにしたきゅうりと一緒にボウルに入れ、醤油・砂糖・酢・ごま油・中華顆粒だしを入れてよく混ぜます。白ごまも加えるとより美味しくなります。きゅうりの他にも、トマトやかにかま、春雨などを加えるのも良いでしょう。酸味が効いているので、暑い日にもさっぱり食べられるサラダです。
黒きくらげの佃煮
鍋に黒きくらげを入れて、全体が浸かるくらいの水を入れます。調理酒と醤油、砂糖、みりんを入れて煮立たせます。汁を吸収してしっとりとやわらかくなったら、白ごまを加えて炒め、水分がなくなれば完成です。
山年園で販売している黒きくらげ(黒木耳)について
山年園で販売している『山幸彦 黒きくらげ味噌』は、コリコリ食感が心地良い黒きくらげを、濃厚な味噌と混ぜたごはんのお供です。
コク深い味噌の味わいに黒きくらげの食感がアクセントになって、つい箸が止まらなくなる美味しさ。白いごはんやおにぎりの具材にすると絶品です。
山幸彦 黒きくらげ味噌
| 商品名 | 黒きくらげ味噌 |
| 商品区分 | 食品 |
| 内容量 | 125g |
| 原材料名 | 味噌(長野県)、粗糖、きくらげ(国産)、にんにく、唐辛子、米黒酢、酵母エキス、(一部に大豆を含む) |
| 保存方法 | 直射日光、高温を避けて常温で保存 |
| 賞味期限 | 製造日より約8ヶ月 |
| 販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
| 店長の一言 | 老舗のお茶屋がこだわり抜いた「黒きくらげ味噌」を是非ご賞味ください(^-^)/ |
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