ビーツは、美しい赤紫色が特徴的な野菜です。日本ではあまり馴染みはないですが、欧米やオーストラリアなどではよく食べられています。
栄養価が非常に高いことで知られるビーツですが、どのように食べれば良いのか迷いますよね。
そこで、今回はビーツを食べやすく加工したビーツパウダー(ビーツ粉末)をご紹介します。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)とは?
ビーツパウダー(ビーツ粉末)とは、ビーツを食べやすいよう粉末状にした食品です。
見た目は鮮やかなピンク色をしています。
そもそもビーツとは、ヒユ科フダンソウ属の野菜です。見た目はカブに似ていますが、実はほうれん草の仲間です。
鮮やかな赤紫色のレッドビーツが有名ですが、他にも黄色いイエロービーツや、白くてカブにそっくりのホワイトビーツもあります。切り口がピンクと白のうずまき状のビーツもあります。
ロシアやウクライナでよく食べられる「ボルシチ」は、このビーツを使ったスープとして有名です。ちなみに、ビーツパウダーには、レッドビーツが使われることが一般的です。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の栄養成分
ビーツパウダーには、さまざまな栄養成分が豊富に含まれており、「食べる(飲む)輸血」とまで言われるほど栄養価が高いことで知られています。
ここでは、ビーツパウダーに含まれる栄養成分をいくつかご紹介します。
カリウム
ビーツパウダーには、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、リンなどさまざまなミネラル類を含んでいます。
なかでも突出して含有量が多いのがカリウムです。ビーツ100gあたりに460mgも含まれています。
カリウムの含有量が多い野菜として知られるトマトが210mgで、実に2倍以上ものカリウムを含んでいることがわかります。
ベタイン
ビーツパウダーには「ベタイン」というアミノ酸の一種も含まれています。
ビーツやほうれん草などヒユ科の野菜の他に、タコ、イカ、エビ、カニ、貝類などにも含まれています。
ベタインには砂糖のような甘味があり、食品添加物としても使われます。さらに高い保湿性もあるため、化粧品に入っていることもあります。
ポリフェノール(ベタシアニン)
「ベタシアニン」というポリフェノールの一種も、ビーツの特徴的な成分です。
そもそもビーツパウダーの中には「ベタレイン」という色素が含まれています。
ベタレインは、さらにベタシアニンとベタキサンチンに分けられます。ベタシアニンが赤紫色の色素で、ベタキサンチンは黄色の色素です。
ベタレインはビーツの他にドラゴンフルーツにも含まれています。
葉酸
ビーツ100gあたりに、110μgの葉酸が含まれています。
葉酸はビタミンB群に属し、ビタミンB12とともに赤血球の産生に不可欠な成分です。
特に妊娠前や妊娠中の方は積極的に摂ることが推奨されています。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の副作用について
ビーツパウダーの副作用は特に報告されていないようですが、前述のとおりカリウムを多く含んでいるため、腎臓が弱い方は摂取量に注意が必要です。
また、食物繊維も含んでいるため、大量に摂取するとお腹が痛くなったりゆるくなったりすることもあります。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の味について
ビーツパウダーは、一体どのような味がするのでしょうか?
実際にビーツパウダーを食べた方の意見を、X(Twitter)より抜粋してご紹介します。
ビーツ粉末で作ったドリンクが土の味しかしない
— にっしー (@west0221) October 23, 2022
ビーツ粉末食べたけどあれは土だわ
食べた後もしばらく土の味がする— ナタ (@Vega240) February 7, 2023
先週の日曜日、
自転車のレースで、
年代別優勝をしました🚴♀️😆レース2時間前に、
購入したビーツパウダーを飲んで、
いつも以上の力が出せたような気がしたので、
多めに再購入。
(酸素消費量が減少すると報告がある。)ほんのり甘い風味が好きです😍 pic.twitter.com/ENBZmgFVkr
— ひろし@栄養でアスリートになる! (@1_sarubaka) December 10, 2021
またときめきの商品をつくる方と出会ってしまった!
ビーツパウダー。
土臭さは全くなくて、特有のほんわりした甘い香りだけが残る飲む輸血。
ピンク色が可愛らしくて、どんな料理に使うかという話が止まらない。
色には意味がある。そして力がある。 pic.twitter.com/VeCcp68oXv— 大塚佑子◯アルモンデ料理する人 (@yuhiyori) June 15, 2019
ビーツパウダーはほうれん草と同様に、独特の土っぽい味や香りを感じる方が多いようです。
しかしベタインが含まれているため、苦味や酸味が少なく、ほんのり甘味を感じることもあるようです。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の使い方・レシピ・飲み方
ビーツパウダーは粉末状なので、さまざまな料理で手軽に使えます。
ここでは、ビーツパウダーのおすすめの食べ方をいくつかご紹介します。
スープに混ぜる
ビーツパウダーを混ぜれば、簡単にボルシチ風スープが作れます。
具材は、玉ねぎ、じゃがいも、セロリ、キャベツ、にんじん、牛肉など何でもOK!
最後にスープの上にサワークリームを乗せると、より美味しくなります。
ヨーグルトに混ぜる
ヨーグルトに混ぜれば、見た目は美しいピンク色になり、栄養価もアップします。
ヨーグルトだけではなく、スムージーやホットミルクに入れるのもおすすめ。
甘味が足りなければ、ハチミツを加えましょう。
パンやお菓子に混ぜる
パンやケーキ、クッキーなどの生地に適量のビーツパウダーを混ぜれば、可愛いピンク色のパンやお菓子ができます。
もち米に混ぜれば、桜餅や三色団子の色味付けにも使えておすすめ。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)でよくある質問
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の摂取量目安について
ビーツパウダーの摂取量は明確に定められていませんが、1日2~3gほどを目安にしている製品が多いようです。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の作り方は?
ビーツパウダーは、ビーツが手に入れば自宅でも作ることができます。
時間はかかりますが、ビーツを入手できたらぜひ試してみてください。
まず、ビーツの葉や茎を切り落として、実をよく洗います。皮を付けたまま鍋に入れ、ビーツが被るくらいの水を入れて少し加熱します。
ゆでると皮がツルッと剥けて、鮮やかな赤紫色の実が出てきます。
皮を剥いた実を輪切りにし、ザルや干し野菜用のネットなどに広げて長時間天日干しします。
輪切りにしたビーツのへりがギュツと縮んで、全体的にカリカリに乾燥するまでしっかり干しましょう。
十分に乾燥させたら、あとはミキサーで粉砕すれば完成です。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)は妊娠中や乳幼児も摂取してOK?
ビーツは妊娠中や授乳中の方でもOKです。葉酸や食物繊維が含まれているため、積極的に摂取しましょう。
また、ビーツパウダーは、赤ちゃんの離乳食としても使えます、ただし、ビーツパウダー単体だと少し土っぽい風味で食べにくいかもしれません。
そのため、じゃがいもやにんじんなどの野菜や、クリームチーズなどを合わせてペースト状にしてみましょう。
ビーツパウダー(ビーツ粉末)の保存方法・賞味期限は?
ビーツパウダーは、直射日光が当たる場所や高温多湿になる場所を避けて、常温保存するのがベターです。
賞味期限は、製造日より約1年が目安です。なお、製品によって異なるため、購入した際に必ず確認しましょう。
山年園のビーツパウダー(ビーツ粉末)について
鮮やかな赤紫色の美しさと、豊富な栄養成分が魅力のビーツパウダー。
当社でもビーツパウダーを販売しています。
スープやヨーグルト、クッキーやパンなどに混ぜるだけで、手軽にご家庭でビーツの栄養成分を摂取可能。ぜひお試しください。
商品名 | ビーツ粉末 |
商品区分 | 食品 |
内容量 | 50g |
原材料名 | ビーツ(国産) |
賞味期限 | 製造日より約1年 |
保存方法 | 高温・多湿・直射日光を避け常温で保存 |
使用方法 | ボルシチなどのスープはもちろん、ヨーグルトに混ぜたり、パンケーキやクッキーなどのお菓子にもお使いいただけます。 |
加工者 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | 長野の豊かな大地で育ったビーツの粉末です。 老舗のお茶屋がこだわり抜いたビーツ粉末を是非ご賞味ください(^-^)/ |
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