独特のさわやかな香りと辛みがあるしょうがは、香辛料や薬味として、美味しい料理作りに欠かせない存在です。ピリッとした刺激的な味は、はちみつやレモンなどとの相性も良く、料理だけではなくデザートやドリンクにも重宝されます。
料理の名脇役であるしょうがですが、実は緑茶のアクセントに入れるのもおすすめなんです。
今回は「生姜緑茶(しょうが緑茶)」をご紹介します。
生姜緑茶(しょうが緑茶)とは
生姜緑茶(しょうが緑茶)とは、緑茶にしょうがを加えたお茶です。しょうがは、生のしょうがのスライスや、おろししょうが、しょうがパウダーなどいろいろなタイプがあります。
あくまでも緑茶にしょうがを入れているので、見た目は普通の緑茶と変わりません。しかし一口飲むと、しょうが特有のスパイシーな香りと、体がポカポカしてくる感覚を味わえます。
生姜緑茶(しょうが緑茶)と生姜茶の違い
生姜緑茶に似ている言葉に生姜茶(しょうが茶)があります。
生姜茶に明確な定義はないようですが、生姜緑茶や生姜紅茶、乾燥させた生姜のスライスを煎じたお茶など、しょうがを使ったお茶を総称して生姜茶と呼ぶようです。一方で生姜緑茶は、あくまでも緑茶をベースとした生姜茶を指します。
生姜茶については下記の関連記事も参考にしてください。

生姜緑茶(しょうが緑茶)の栄養成分
生姜緑茶に含まれる栄養成分をいくつか解説します。
ジンゲロール/ショウガオール
ジンゲロールは、生のしょうがに含まれる辛み成分です。生のしょうがを加熱や乾燥させると、このジンゲロールがショウガオールという成分に変化します。
ミネラル類
しょうがにはミネラル類も多いです。生のしょうが100gあたりに、カリウム270mg、マグネシウム27mg、リン25mg、カルシウム12mgなどのミネラル類が含まれます。特にカリウムの含有量が突出して多いことがわかります。
ビタミン類
しょうがはさまざまなビタミン類も含んでいます。しょうがに含まれる主なビタミン類は、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシンといったビタミンB群や、ビタミンCなどです。
カテキン
生姜緑茶は緑茶なので、カテキンも多いです。カテキンとはポリフェノールの一種で、緑茶の苦みや渋みはこのカテキンによって作られます。緑茶に含まれるカテキンは、エピカテキン、エピガロカテキンなど4つに分けられます。
ちなみにカテキンは高温で抽出されやすい特性があるので、緑茶を熱湯で淹れるとカテキンがたくさん抽出されて、苦みや渋みが強くなります。生姜緑茶を淹れる際にも、熱湯を使うと苦めのお茶になります。苦みを抑えたい方は、熱湯ではなく80度ほどのお湯を使うのがベターです。
生姜緑茶(しょうが緑茶)の副作用について
生姜緑茶は、緑茶がベースなのでカフェインが含まれます。夜飲みたい方や、妊娠中・授乳中の方などは飲む量に気を付けてください。
また、しょうがに含まれるショウガオールは刺激が強い成分です。少量であれば問題はないといわれていますが、多量摂取すると消化器官を刺激して、腹部の不快感や胸やけ、下痢、喉の炎症などにつながることも。
さらに、ショウガオールの妊娠中や授乳中への影響については、明確な情報がありません。妊娠中や授乳中で生姜緑茶を飲みたい方は、飲む前に念のためかかりつけ医に相談してください。
また、しょうがにはカリウムが多く含まれているため、腎機能が低下している方は摂取量に注意が必要です。くれぐれも過剰摂取しないように気を付けてください。
生姜緑茶(しょうが緑茶)の作り方
生姜緑茶の作り方は簡単です。
まずは通常通り緑茶を淹れましょう。急須に、茶葉を3~5gほど入れて80度ほどのお湯を注ぎます。急須に蓋をしたら、1分ほど蒸らして湯呑みに注ぎます。
そのあと、湯呑みに注いだ緑茶にしょうがを加えます。前述のとおり、しょうがは生のスライスやすりおろし、絞り汁、パウダーなど何でもOKです。手軽に作るなら、市販のしょうがチューブも便利。
最初からたくさんしょうがを加えると辛くて飲みづらくなることもあるので、まずは少量ずつ入れて様子をみてください。
生姜緑茶(しょうが緑茶)の飲み方・アレンジレシピ
生姜緑茶はそのままでも十分美味しく飲めますが、一工夫することでまた違った味わいも楽しめます。生姜緑茶のおすすめのアレンジレシピをいくつかご紹介します。
はちみつ
生姜緑茶の辛みが気になる方は、はちみつを加えるのがおすすめです。はちみつがプラスされることで、しょうがの辛みが程良くマイルドになり、かなり飲みやすくなります。
レモン
生姜緑茶にレモンの絞り汁を少し加えれば、さわやかな酸味の生姜緑茶になります。特に暑い時期におすすめのアレンジです。さらにはちみつを足しても◎
牛乳・豆乳
生姜緑茶に、適量の牛乳や豆乳を足してよく混ぜれば、まろやかなミルク生姜緑茶になります。
山年園で販売している生姜緑茶(しょうが緑茶)について
山年園で販売している「生姜緑茶 貴婦人」は、静岡県産のさわやかな「やぶきた」の煎茶に、しょうがの名産地、高知県産のしょうがをブレンドしています。しょうがと緑茶の絶妙なハーモニーを、ぜひお試しください。
生姜緑茶 貴婦人
商品名 | 生姜緑茶 貴婦人 |
商品区分 | 食品・飲料 |
内容量 | 【一袋あたり】80g |
原材料名 | 緑茶、生姜 |
原産地 | 緑茶:静岡県産 生姜:高知県産 |
使用上の注意 | 開封後はお早めに召し上がりください。 |
保存方法 | 常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。 |
賞味期限 | 製造日より約6ヶ月 |
販売事業者名 | 有限会社山年園 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-34-1 |
店長の一言 | 上品な味のお茶ですよ(^-^) |


最新記事 by 塩原大輝(しおばらたいき) (全て見る)
- 生姜緑茶(しょうが緑茶)の美味しい作り方やレシピ!はちみつとの相性も抜群 - 2025年7月20日
- 香信椎茸(こうしんしいたけ)とは?どんことの違いやおすすめレシピを紹介! - 2025年7月16日
- 【薬草茶の種類一覧】ハーブティーとの違いや注意すべき副作用について解説! - 2025年7月13日