甜茶とは？やさしい甘い味が特徴の中国茶【赤ちゃんもOK】

甜茶って知っていますか？

薬局やスーパー、コンビニなどで一部取り扱いがありますが、カフェやレストランではメニューとして提供されることも少なく、また市販でペットボトル商品として販売もされていないため、ほとんどの人が飲んだことがないお茶かもしれません。

甜茶には栄養成分が多く含まれており、研究が進められている注目の健康茶の一つです。

この記事では、甜茶に含まれている成分や味、副作用についてご紹介します。

甜茶とは？
1. 甜茶と甘茶の違い
甜茶に含まれる成分
甜茶はまずい？気になる味は？
まとめ

甜茶とは？

甜茶とは、バラ科（甜葉懸鈎子）で作られたお茶の総称で、砂糖を入れたような甘みが特徴です。

主に、中国南部の山地に生息するバラ科キイチゴ属の甜葉懸鈎子（てんようけんこうし）で作られたものを指しますが、ユキノシタ科、アカネ科、ブナ科で作られた甜茶もあります。

甜葉懸鈎子（てんようけんこうし）の原産地では、古くから「開胃茶（かいいちゃ）」として健康意識の高い人々に愛飲されていました。

中国では旧正月などお祝いごとの席で古くから飲まれており、一時期は貴重なお茶として中国国外への持ち出しが禁止されていたそうです。

甜茶と甘茶の違い

甘茶は、日本原産のアジサイ科アジサイ属のガクアジサイの変種、アマチャの葉から作られるお茶です。

古くは、釈迦の誕生を祝う仏教行事「灌仏会（かんぶつ）」の際に、仏像に注ぎかける神聖な飲み物として使われていました。

関連記事はこちら

甘茶は灌仏会で用いられる神聖なお茶｜ノンカロリー、ノンカフェインでヘルシー

麦茶やウーロン茶もいいですが、さわやかな甘さを持つ甘茶を飲んでみてはいかがでしょう？甘茶という名前を聞いたことはあっても、「どんなお茶？」「そもそもどんな味？」という疑問が浮かぶ人が多いかもしれません。甘茶は読んで字のごとし ...

甜茶に含まれる成分

甜茶に含まれる代表的な成分として以下のものが挙げられます。

1つずつどのような特徴があるのか細かく解説します。

甜茶の成分①甜茶ポリフェノール

「甜茶ポリフェノール」は、甜葉懸鈎子（てんようけんこうし）を原料とした甜茶にのみ含まれます。

別名「GODポリフェノール」とも呼ばれ、健康に良い成分として中国では古くから親しまれています。

甜茶の成分②ルブソシド

甜茶の甘味成分の正体がこのルプソシドです。

甘みは砂糖の70倍以上といわれていますが、ノンカロリーです。

そのため、ダイエット中の方でも安心して飲むことができます。

甜茶の成分③ミネラル類

甜茶には鉄、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラル成分が豊富に含まれています。

甜茶を飲みすぎると下痢になる？副作用は？

服用中の薬との飲み合わせによっては、下痢や腹痛、頭痛等の副作用が起こる可能性があります。

また、カフェインが入っていないため、赤ちゃんや妊娠中の方も飲むことができますが、心配な方はかかりつけの医師に相談の上、飲むようにしましょう。

甜茶はまずい？気になる味は？

甜茶の味は、「紅茶に砂糖を加えたような甘さ」とに例えられますが、具体的にどのような味がするのでしょうか。

甜茶の味に関するツイートをまとめてみました。
※以下Twitterより抜粋

甜茶を貰ったので作ってみた
めちゃくちゃ美味しい…！！
飲む前にふわっと香るにおいがすごく良くて、味もほのかに残る甘さがとっても美味しい！！٩(๑♥ڡ♥๑)۶
甘いお茶といえば、数年前?に余ったからと友人にペットボトル1本分貰った甘茶がもんのすごく美味しくて忘れられない。もう一度飲みたい… pic.twitter.com/CQ3Lf5SlcS
— ゲー風 (@kaze_game) March 14, 2018