宇治茶の特徴とは?|伝統深き日本のブランド茶

日本茶の三大銘茶と言われている宇治茶。

京都辻利、福寿園など、日本全国的に名が知られているブランドも多く存在します。

宇治茶は、厳格な審査によりブランド化されているのを知っていますか?

この記事では、宇治茶のブランドの定義や製法など、知られざる魅力についてご紹介します。

宇治茶は日本を代表するブランド茶

宇治茶は静岡茶、狭山茶と並び、日本三大銘茶と呼ばれています。

主に、京都や宇治田原で生産・加工されています。

特に、玉露やてん茶、抹茶など高級茶の生産・栽培がさかんです。

宇治茶の歴史

宇治茶の発展は、宇治田原が恵まれたお茶の栽培地であること、上流階級の文化にお茶が必需品だったこと、日本煎茶の祖の活躍に由来します。

宇治茶の産地「宇治田原」は緑茶の発祥の地です。

1738年、宇治田原の茶農家・永谷宗円が「宇治茶手もみ製茶技術(宇治製法とも)」を生み出します。

「宇治茶手もみ製茶技術」は、今でこそ一般的な技術ですが、当時は画期的でした。

技術と味の向上によりお茶の普及に貢献した永谷宗円は、「日本煎茶の祖」と呼ばれています。

恵まれた土地で始まった茶葉の栽培と技術の発明、「茶の湯」に代表される文化的な需要の多さが重なり、宇治周辺のお茶文化が発達しました。

宇治茶の味の特徴

最初に渋みを感じますが、あとから甘さやコクを感じることができる奥深い味わいが特徴です。

他のお茶と比べると、やや黄色みがかかった薄色の見た目をしています。

宇治茶ブランドの定義

宇治茶は商標登録によりブランド化されています。

宇治茶の定義は以下の3つです。

  • 京都・奈良・滋賀・三重で栽培されたものであること。
  • 京都府内で製造・加工されたものであること。
  • 京都府産の茶葉を優先すること

この定義によって、宇治茶の伝統が今日まで受け継がれています。

宇治茶の独自製法「手もみ製茶技術」

手もみ製茶技術の成り立ち

当時は、中国から来た製法にならい、釜で炒って日光で乾燥させる釜炒り茶が主流でしたが、この
「宇治茶手もみ製茶技術」の技術が生まれ、全国に手もみ製法が広まります。

平成21年には、京都府の「無形民俗文化財」に指定され、伝統ある技術が今なお受け継がれています。

作業の流れ

作業の流れは以下の通りです。

1. 蒸し(10~30秒)…浅蒸し
2. 茶切り(約25分)…全体を均一に
3. 横まくり(約1時間30分)…転がしてもむ
4. 玉解き(約5分)…軽くもんでほぐす
5. 中上げ(約10分)…冷却
6. 茶揃え(約30分)…両手でもむ
7. でんぐり(約20分)…もみ
8. 板ずり(約50分)…仕上げもみ
9. 乾燥(約40分)

宇治茶の新茶は4月下旬〜5月上旬ごろ

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宇治茶の新茶の時期

宇治茶の新茶の時期はおおよそ4月下旬〜5月上旬頃です。

二番茶は6月中旬~7月上旬頃、三番茶は7月中旬~8月下旬が目安となります。

宇治茶に関するイベント

京都府宇治市では、毎年10月の第一日曜日に「宇治茶まつり」が開催されます。

宇治茶まつりでは「名水汲み上げの儀」や「宇治茶行列」など伝統儀式を見学できます。

ほかにも、抹茶体験やほうじ茶づくり体験、宇治茶スイーツやお茶製品の販売など、気軽に楽しめるイベントが満載です。

宇治茶の美味しい入れ方

最後に、宇治茶の美味しい入れ方についてご紹介します。

急須で入れる

煎茶の入れ方は以下の通りです。

1. 沸かしたお湯で急須や湯のみを温める
2. 1人あたり2~3gを目安に、急須に茶葉を入れる
3. 60~70℃のお湯を1人あたり50mlを目安に注ぐ
4. 1~2分ほど待つ
5. 人数分の湯のみに回し注ぎ、最後の一滴まで注ぐ

お湯の量や温度、茶葉の量、抽出時間はお好みで調節してみてください。

二煎目はお湯の温度を少し上げ、抽出時間を短くするのがコツです。

水出し茶

宇治茶の煎茶は、冷たくしても美味しく飲めます。

冷水ポットの場合は、水1Lに対して茶葉10~15gを入れ、冷蔵庫で3時間ほど冷やします。

急須で入れる場合は、1人あたり4~5gの茶葉と70~80℃のお湯を急須に入れ、1~2分ほど待ったら、氷を入れたグラスに注いで出来上がりです。

まとめ

300年近くの伝統を持つ宇治茶。

今も、宇治茶手もみ製茶技術によってその伝統の味が守られています。

ぜひ、本日紹介した歴史を感じながら、宇治茶を飲んでみるとまた違った味わい方ができるかも?

ちなみに、当社でも宇治茶を販売しています。

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山年園ブログ編集部
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