日本でもコンビニやスーパーでよく見かけるようになったルイボスティー。
ルイボスティーは、南アフリカ原産のお茶で、日本には今から30年ほど前に渡来してきたといわれており、まだまだ歴史の浅いお茶です。
2018年6月には、情報番組「あさイチ」でルイボスティーが取り上げられ、さらに話題に。
今回は、このルイボスティーの成分や副作用、味に焦点を当てて解説します。
ルイボスティーとは?
ルイボスティーは、南アフリカの先住民族の間で親しまれていた飲料で、ルイボスという植物の葉を使ったお茶です。
ルイボスはマメ科の針葉樹で、学名を「アスパラサス・リネアリス」といいます。
ちなみにルイボスは、南アフリカの現地の言葉で「ルイ(赤い)ボス(茂み)」を指しています。
原産地のセダルバーグ山脈は、寒暖差30度以上の乾燥地帯で、土壌にはミネラルが豊富に含まれている特異な環境であることから、この土地にのみ棲息しています。
ルイボスティーが広く認知されたのは、1904年にベンジャミン・ギンズバーグがルイボスに価値を見出し、自国に持ち帰り製品化したことがきっかけといわれています。
日本でも、爽健美茶、ジャスミン茶などと同様に地位を確立しつつあり、2018年6月に「あさイチ」で紹介されるなど、栄養満点なお茶として注目を集めています。
ルイボスティーに含まれている成分
ルイボスティーには、様々な成分が含まれています。
代表的なものは以下の通りです。
SOD
SODとはスーパー・オキサイド・ディスムターゼ(Super Oxide Dismutase)の略。
酵素の一種で、現在注目されている成分です。
大豆、ハトムギ、抹茶、ごまなどに含まれています。
ミネラル類
ルイボスティーには、鉄分やマグネシウム、カルシウム、カリウム、マンガン、亜鉛、銅などを豊富に含んでいるのが特徴です。
豊富なミネラルの中でも特にカリウムを多く含んでいます。
野菜は茹でることでカリウムが流出してしまいますが、お湯出ししたルイボスティーであれば、カリウム成分をそのまま摂取することが可能です。
ビタミン類
ルイボスティーはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなど、ビタミン類も豊富に含んでいます。
ノンカフェイン、タンニンが少ない
ルイボスティーには、日本茶や紅茶に含まれるカテキンがほとんど含まれていません。
またノンカフェインのため、妊娠中の方、乳幼児の方もお飲みいただけます。
ルイボスティーの副作用
ルイボスティーを飲んで大きな副作用に見舞われたという報告はありませんが、摂取する時は以下の点に注意しましょう。
ルイボスティーを飲み過ぎると下痢になる?
飲み過ぎると下痢になるという情報がありますが、これはルイボスティーに含まれるカリウムが影響している可能性があります。
ただし、よほどの量を摂取しない限りは、体調を崩すことはないとされています。
もし、下痢になった場合は、ただちに摂取をやめましょう。
アレルギー反応の可能性
ルイボスはマメ亜科のため、豆類のアレルギーを持っている方は、喉に違和感が出る、じんましんが表れることがあります。
一般的な摂取量であれば、アレルギー反応が出る可能性は極めて低いですが、不安な方は念のため、かかりつけの医師に事前に相談しましょう。
ルイボスティーの味は薬っぽくて飲みにくい?
ルイボスティーは独特の風味があるため、人によっては薬っぽくて苦手という意見も。
ここで、実際にルイボスティーを飲んだ方のツイートを下記にまとめました。
ルイボスティー思ったより美味しい
ジャスミンティーより痩せそうな味( ? )— yumeAモ52b (@ousamaprin) 2018年8月2日
今年の夏は水出しルイボスティーにハマってやたら作っているけど煮出すより簡単だしノンカフェインだからこんな時間に飲んでも平気だしマイルドな味でウマー
— Yukah_神竜鯖 (@Yukah_FF14) 2018年7月31日
最近はルイボスティーにハマってます。
アイスも美味しいけどホットもおいしい〜甘くてほっこりする。— タニ子@二次オタマイペース女 (@tanikosuke) 2018年7月27日
母が頂いてきたアフリカ土産。ルイボスティーを朝食に開けました。パッケージを読んだら1945年から南アフリカの食卓にのぼっていたメーカーと。スッとした香りとあと味でおいしいです✨
チョコレートはなんか開けちゃうのもったいなくて…もう少し眺めて楽しむ…(^・ェ・)ジー…←貧乏性w pic.twitter.com/ihfv3vyHhM
— ろろ (@roro0531) 2017年8月26日
まとめると・・・
- マイルドな味
- 甘くてほっこりする
- スッとした香りとあと味が良い
と、マイルドで甘みがあって美味しいという意見が多くありました。
入れ方、飲み方については、こちらの記事をご参照下さい。
まとめ
いかがでしたか。
ちょっと独特な風味もある、南アフリカ発祥の「ルイボスティー」ですが、ノンカフェインなのでカフェインが苦手という方にもおすすめの健康茶です。
ぜひ、これを機に飲んでみてください。
ちなみに当社でも、ルイボスティーを販売しております。
当社が取り扱っているのは、ティーパックタイプの無農薬にこだわったルイボスティー。
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