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嬉野(うれしの)茶の特徴|さわやかな香りでコクのある玉緑茶

お茶の産地

嬉野(うれしの)茶は、佐賀県と長崎県を原産地とし、全国茶品評会でも受賞している九州でも有数のお茶の一つです。

全国でも珍しい釜炒り製法で作られており、その歴史は室町時代まで遡ります。本記事では、嬉野茶の知られざる歴史や魅力についてご紹介します。

嬉野茶とは?

嬉野(うれしの)茶の名前は、主産地の佐賀県嬉野町から由来しています。

日本三大美肌の湯のひとつ嬉野温泉があることでも有名です。

その素敵な町名の由来は、その昔戦で傷ついた兵士がこの温泉が湧く川に浸かると、たちまちその傷が癒え、その様子を見た神功皇后が放った「あな、うれしいの」という言葉が語源とされています。

また、佐賀県もしくは長崎県産100%のお茶を「嬉野茶」、50%〜100%未満のものを「嬉野茶ブレンド」と区別しています。

嬉野茶の歴史

嬉野茶の歴史は古く、室町時代の1440年に、中国から来た陶工(陶磁器を作る職人)が、嬉野町の上不動皿屋谷で自家用に嬉野茶を栽培したのが始まりと言われています。

そこから約60年後には中国から南京釜が持ち込まれ、釜炒り製法が広がり、嬉野茶も普及したようです。

この嬉野茶を語るうえで外せないのが、創始者といわれる吉村新兵衛(1603~1657年)氏です。吉村は切腹が決まった身でしたが、父と祖父により切腹を逃れることができました。

恩返しのために、お茶の栽培と製茶に精を出し、その結果、この嬉野茶が誕生したとされています。皿屋谷天神山には、功績を称えた石碑が建てられています。

毎年4月には、吉村氏の供養とともにその年のお茶の豊作を祈願して「茶祖まつり」が開催されます。

新茶の時期は?

嬉野茶の新茶の時期は4月中旬頃です。この時期、嬉野の山間部には朝霧がかかるため、その霧たっぷりの水分が新芽の育成に良く、深くおいしい味を作るとされています。

嬉野茶の品種

嬉野で栽培されている品種のほとんどが「やぶきた」です。

嬉野だけでなく、日本国内で栽培されるお茶の8割近くがこの「やぶきた」と言われています。寒さに強く、どのような土壌でも根付き、成長も早い特徴があります。

他にも新芽の緑色が美しい「さえみどり」、濃厚な甘味が特徴の「あさつゆ」を含め、さまざまな品種の嬉野茶が開発されています。

嬉野茶の生産量と値段相場

嬉野茶の生産量は希少で、全国のお茶(緑茶)のなかでも約2%と言われています。値段相場は商品によって異なり、一概にはいえませんが、嬉野茶のなかでも希少価値の高い「釜炒り製玉緑茶」や、新茶は値段が高い傾向にあります。

嬉野茶の味の特徴

嬉野茶の主流は玉緑茶です。玉緑茶は茶葉をまっすぐ伸ばす精揉(せいじゅう)の過程がなく、茶葉がくるっと丸まった玉のような形状が特徴です。グリグリとしたその形状から「ぐり茶」「蒸しぐり」とも呼ばれます。

玉緑茶には、「蒸し製玉緑茶」と、釜炒り製法で炒る「釜炒り製玉緑茶」がありますが、嬉野茶のほとんどは蒸し製玉緑茶です。

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その香りは他のお茶に比べてとても強く、味はまろやかで深みがあります。

一方、釜炒り製玉緑茶は嬉野茶のなかでもわずか5%ほどの希少なお茶です。作るのに手間がかかりますが、400度ほどの高温の釜で一気に炒ったその茶葉は、釜炒り独自の「釜香」と呼ばれる香りを放ちます。

味はすっきり爽やかで、脂っぽい食べ物とも相性がよいです。

嬉野茶のおいしい淹れ方

嬉野茶はその丸まった葉が開くまで何煎も楽しめます。

急須のなかで茶葉がゆっくり開いて味が出るため、淹れる回数や時間によって香りや旨味の移り変わりを楽しめます。

淹れ方は蒸し製玉緑茶と釜炒り製玉緑茶で少し異なり、それぞれに合った方法で淹れることで嬉野茶をよりおいしく味わうことができます。

蒸し製玉緑茶は、少しぬるめの70度くらいのお湯を使います。急須の場合、茶葉は少し多めに大さじ2杯を入れ、そこにお湯を注ぎます。急須の蓋をして2分ほど蒸らせば、おいしい蒸し製玉緑茶ができあがります。

一方、釜炒り製玉緑茶は、蒸し製玉緑茶と同量の茶葉に、100度の熱湯を注ぎます。このお湯の温度の違いが大きなポイントです。そのあと短めに1分ほど蒸らします。

まとめ

嬉野茶の世界、いかがでしたか?当社でも、嬉野茶の販売を行っています。

「嬉野茶」「特選 嬉野茶」の2種類です。

嬉野茶独自の強い香りとさわやかな飲み心地をぜひ味わってみてください。

購入は下記よりどうぞ。

佐賀 嬉野茶

商品名煎茶 嬉野
商品区分飲料
内容量【一袋あたり】100g
原材料名茶葉
原産地佐賀県嬉野市
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店自慢のグリ茶です(^-^)

佐賀 嬉野茶の購入はこちら

特選 嬉野茶

商品名煎茶
商品区分飲料
内容量100g
原材料名
保存方法高温・多湿を避け移り香にご注意ください。
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店でも非常に人気な日本茶です(^-^)/

特選 嬉野茶の購入はこちら

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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