そのぎ(彼杵)茶とは?まろやかな味わいが特徴の玉緑茶

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「そのぎ(彼杵)茶(」を飲んだことはありますか?

日本茶の名産地が多い九州で生まれたそのぎ茶は、緑茶独自の苦味や渋味が少なく、飲みやすいお茶として定評があります。

今回はそのぎ茶の人気の秘密をご紹介します。

そのぎ(彼杵)茶とは?

そのぎ茶は「長崎玉緑茶」とも呼ばれます。

長崎県の東彼杵町(ひがしそのぎちょう)で作られるので、この名前がつきました。

長崎のお茶生産量の7割弱がそのぎ茶と言われています。

しかし、全国的にみると生産量はたった2%ほどで、希少価値の高いお茶です。

そのぎ茶の品質の高さは、賞の受賞歴からもわかります。毎年行われているお茶の品評会、「全国茶品評会」の蒸し製玉緑茶の部で、最高賞である「農林水産大臣賞」に4年連続で選ばれています。

▼日本茶品評会についてはこちら▼

日本茶品評会(アワード)とは?日本で開催される品評会5選を紹介

ぐり茶(蒸し製玉緑茶)について

そのぎ茶は「蒸し製玉緑茶(たまりょくちゃ)」、別名「ぐり茶」とも呼ばれます。

通常、日本茶は茶葉が細く伸びた形になっています。これは茶葉の製造工程の最後に「精揉(せいじゅう)」という工程があるからです。

精揉工程では茶葉の水分を飛ばしつつ、乾燥させながら一定方向に茶葉を揉みます。

その結果まっすぐ伸びた形状になります。

しかし、蒸し製玉緑茶(ぐり茶)にはその工程がありません。精揉の代わりに「再乾(さいかん)」という工程があり、再乾機と呼ばれるドラムの中で回しながら乾燥させていきます。

その結果、くるっと丸まった特徴的な茶葉になります。

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そのぎ(彼杵)茶の歴史

そのぎ茶の歴史を紐解くと、産地である長崎と諸外国との交流が見えてきます。

長崎と日本茶

そのぎ茶の産地である長崎は、かつてはヨーロッパへの日本茶輸出の拠点でした。

安政5年に結ばれた「安政五ヵ国条約」により、長崎を含む全国5つの港を海外に向けて開港することが制定されたのです。

そのひとつである長崎の出島は、江戸時代の鎖国中も唯一開港されていた港でした。

そこからアメリカへの日本茶の輸出が始まり、日本茶の輸出貿易がスタートしたと言われています。

そのぎ茶のルーツ

そのぎ茶のルーツは古く、遣隋使や遣唐使の時代までさかのぼります。

その頃、中国からお茶の文化が日本に伝えられました。

もともと、中国大陸では主流だった釜炒り茶が、中国から近い九州を中心に広がりました。

1690年に医者として来日したドイツ人のエンゲルベルト・ケンペルは、日本に関する調査結果をまとめて日本の文化をヨーロッパに伝えた人物のひとりです。

ケンペルが東彼杵に宿泊した際に、飲んだお茶の味に感動して日本茶をヨーロッパに伝えたと言われています。

そのぎ(彼杵)茶の特徴

そのぎ茶の大きな特徴は茶葉の形状です。

前述のとおり、茶葉が勾玉のようにぐりんと丸まっているのが特徴です。

また、香りの良さと飲みやすい味わいも特徴です。

そのぎ茶が育つ茶畑は、大村湾に面した山の斜面にあり、朝夜の寒暖差が大きく霧が多い環境です。

さらに「水源の森百選」にも選ばれた多良岳(たらだけ)からきれいな清流が流れ込むため、その環境がそのぎ茶の上質な風味を作り出しています。

精揉せずに空気を含ませながら乾燥させた玉緑茶の味は、ふっくらとまるみがあってまろやか。

苦味や渋味も少なく、老若男女どなたでもおいしくお飲みいただけます。

そのぎ(彼杵)茶の品種

そのぎ茶の主な品種についてご紹介します。

やぶきた

一番有名なのは「やぶきた」です。

もっとも国内で流通している代表的な日本茶で、甘みと渋味のバランスが良く、飲みやすい品種です。

さえみどり

「やぶきた」と「あさつゆ」をかけ合わせてできた品種が「さえみどり」です。

見た目は新芽のような鮮やかな緑色で、まろやかな甘みがあります。他と比べると高価な品種になります。

おくみどり

おくみどりは見た目も濃い緑色で、しっかりと強めの旨味が特徴です。

旨味はありつつも、飲み口はさわやかで癖がなく人気の品種です。

そのぎ(彼杵)茶の生産量と価格相場

そのぎ茶の総作付面積は約400haで、長崎県内の茶園面積の55%を占めています。

また、そのぎ茶の荒茶(仕上げ前まで加工されたお茶)の量は、年間約440トンと言われており、これは長崎県内で生産されるお茶の6割ほどに匹敵します。

そのぎ(彼杵)茶の新茶の時期

そのぎ茶の収穫時期は、例年4月半ば~下旬頃から始まります。

そのあと5月初旬に収穫のピークを迎えます。この4月半ばから5月上旬にかけて収穫されるのが新茶(一番茶)です。

ちなみに5月上旬がいわゆる「八十八夜」にあたります。この頃に摘まれる新芽には特に栄養が多く味がおいしいと言われています。

そのぎ(彼杵)茶のおいしい淹れ方

苦味が少なくまろやかなそのぎ茶の魅力を存分に引き出すために、おいしい淹れ方を確認しておきましょう。温かいお茶と冷たいお茶で、それぞれご紹介します。

温かいそのぎ茶

そのぎ茶の茶葉を1人あたり2、3gほど急須に入れ、お湯を注いで1分~1分半ほど蒸らします。

お湯は、70度くらいまで冷ましたぬるめのものを使います。

熱湯を注いでしまうとタンニンの渋味が出てしまい、そのぎ茶の甘みが失われてしまいます。

そのぎ茶の香りを引き立たせるためにも、お湯の温度には気をつけましょう。

美味しい煎茶の入れ方って?適切な浸出時間や温度、茶葉の量についても

冷たいそのぎ茶

暑い日には冷たいそのぎ茶もおすすめです。

冷茶ポットにティーバッグ(茶葉20gほど)と1リットルほどの水を入れて一晩置けば、おいしい水出しのそのぎ茶ができます。

一晩待てない方には、急須で作る方法もあります。急須に人数分の茶葉を入れて、そこに氷を2、3個入れてから水を注ぎます。

茶葉がしっかり開くまで2分ほど待てば完成です。

そのぎ(彼杵)茶のアレンジレシピ

そのままお茶として飲むのはもちろん、そのぎ茶はいろいろなアレンジができます。

例えば紅茶シフォンケーキのように、そのぎ茶の茶葉を使ったシフォンケーキもおすすめです。

ふわふわのケーキにそのぎ茶の甘い香りが広がって絶品です。

もしくは、ビールと混ぜてそのぎ茶ビールはいかがでしょう。グラスにビールを注ぎ、そこに冷たいそのぎ茶を適量注いで混ぜます。さわやかなほろ苦さが広がり、暑い夏にぴったりです。

山年園が提供しているそのぎ(彼杵)茶

苦味が少なくやさしい飲み口のそのぎ茶は、どのような方にも好まれるお茶です。

弊社でもそのぎ茶を扱っております。

山年園が販売するそのぎ茶は、徹底した茶園管理のもとに作られており、さわやかでしっかりとした味わいが特徴です。農林水産大臣賞に何度も輝いた確かな味とクオリティを、ぜひご家庭でもご賞味ください。

商品名煎茶
商品区分飲料
内容量100g
原材料名
保存方法高温・多湿を避け移り香にご注意ください。
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店でも非常に人気な日本茶です(^-^)/

そのぎ(彼杵)茶の購入はこちら

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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