健康茶

【薬草茶の種類一覧】ハーブティーとの違いや注意すべき副作用について解説!

薬草茶健康茶

何百年~何千年前も前から、人間と薬草は切っても切れない関係でした。まだ現代のような医薬品が存在しなかった時代ですが、人々は薬草を育て、煎じるなどして健康を管理していたとみられています。

本記事では、あらためて知りたい「薬草茶」を解説します。

薬草茶とは?

薬草茶 ハーブティー 違い

「薬草茶」とは、薬用で使われる植物で作られたお茶の総称です。薬草は、植物の葉や実、種、茎、根っこなどすべてを含みます。

薬用なので、あくまでも体調改善や健康維持が目的であり、病気や怪我の治癒を目的とした医薬品ではありません。また薬草によって特性が異なったり、味にクセがあったりするので、単品ではなく複数の薬草をブレンドすることが多いです。

薬草茶とハーブティーの違いとは?

薬草茶とよく似ているのがハーブティーです。大まかにみると、薬草茶もハーブティーも、植物を煎じたお茶である点は共通しています。

両者の違いとしては、薬草茶は東洋医学、ハーブティーは西洋医学に基づいたものであること。目的も、薬草茶はあくまでも体調改善など薬用の意味が強いですが、ハーブティーは薬用目的もありつつ、ハーブの香りで癒されるというリラックス目的も大きいです。

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薬草茶の種類一覧

薬草茶 一覧

薬草茶にはさまざまな種類があります。そのなかからいくつかの薬草茶をピックアップしてご紹介します。

どくだみ

どくだみは、東アジアなどに生息する植物で、日本でも道端や川辺などさまざまな場所に生えています。独特な匂いと苦み・えぐみがあり、苦手な方も多いかもしれませんが、ケルセチンやルチン、ビタミン類、ミネラル類などを含んでいます。味や香りに飲みづらさを感じる方は、他の野草茶とブレンドして飲むのがおすすめです。

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スギナとは、つくしが枯れたあとにそこに生えてくる草のこと。「ミネラルの宝庫」ともよばれるほどミネラル類を多く含んでいるのが特徴で、特にカルシウムやカリウム、リンなどの含有量がとても多いです。味は意外とクセがなく、香ばしくて飲みやすい薬草茶です。

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ハトムギ(はと麦)

ハトムギはイネ科の一年草です。同じ穀物でも、米や小麦の2倍ほどのタンパク質を含んでいます。また食物繊維やミネラル類も豊富です。味は麦茶に似た香ばしさがあり、単品でも飲みやすいです。

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よもぎ

よもぎは道端などあちこちに自生している草で、繁殖力が高いのが特徴です。雑草というイメージが強いかもしれませんが、栄養成分が豊富で、海外では「ハーブの女王」とよばれることも。特にミネラル類やビタミン類が多く含まれます。

さらにシオネールという香気成分も含んでおり、よもぎ特有の青っぽいさわやかな香りのもとになっています。シオネールはアロマオイルなどにも使われるほど香りが良く、よもぎ茶もすっきりしたやわらかい香りが人気です。

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桑の葉

桑の葉を煎じた桑の葉茶は、意外と苦みや渋みがなく飲みやすい薬草茶です。桑の葉にはビタミンEやカルシウム、食物繊維などが豊富に含まれています。また、桑の葉にしか含まれないといわれる1-デオキシノジリマイシン(DNJ)という成分があるのも特徴です。

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タンポポ

タンポポの葉や茎も、薬草茶になります。ミネラル類が多く、特にカリウムやカルシウムなどが豊富です。味は少しクセが強く、苦みやえぐみを感じる方もいるようです。ほんのり香ばしさもあります。

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薬草茶の作り方

薬草茶 作り方

薬草茶は、原料となる薬草さえあれば、ご自宅でも簡単に作れます。

薬草を用意する

まずは薬草を用意します。どくだみやスギナ、よもぎなどは、道端や公園、川辺などあらゆる場所に自生しているものが見つかります。道路のすぐ脇などの場所だと空気が汚れている可能性が高いので、できれば人や車通りが少ない場所に生えているものがベターです。

ただし、見た目が似ていてもまったく違う種類の植物であることも。毒を持った植物もあるため、間違ったものを収穫しないようにくれぐれも注意してください。

薬草を洗って乾燥させる

収穫した薬草をよく水洗いします。汚れが落ちたらキッチンペーパーなどで水気をきり、ザルの上などに広げて天日干しをしましょう。数日間干しておき、野草がカラカラに乾燥したら完成です。

ちなみに、どくだみなど香りにクセがある薬草は、乾燥させたあとフライパンで軽く乾煎りすると飲みやすくなるのでおすすめです。

薬草茶の副作用について

薬草茶 副作用

薬草茶は、煎茶や紅茶などの原料になるチャノキの茶葉は使わないので、基本的にはすべてノンカフェインです。そのため、カフェイン含有量が気になる方でも安心して飲めます。

一方で、原料となる薬草の種類によっては、注意すべき副作用もあります。下記に解説しているもの以外にも副作用があることが考えられるので、心配な方は必ずかかりつけ医に確認してから薬草茶を飲むようにしてください。

アレルギー

薬草の種類によっては、植物性のアレルギー反応がでる方がいます。

一例として、キク科アレルギーがある方はよもぎ茶、イネ科アレルギーがある方はハトムギ茶でそれぞれアレルギーを起こす可能性があります。薬草茶を飲んだあとに体の不調を感じたら、一旦飲むのをやめてください。

多量摂取

薬草茶は1日に大量に飲み過ぎるのは避けましょう。多量摂取することで体調不良につながることもありえます。例えば食物繊維が豊富な薬草だと、腹痛や便秘、下痢などになることも。

またカリウムが多く含まれる薬草だと、腎機能が低下している方は飲用に注意が必要です。どくだみやスギナなどは特にカリウム含有量が多いので注意してください。

他の薬との飲み合わせ

現在、何か医薬品を服用中の方も要注意です。薬草によっては、特定の医薬品の成分との飲み合わせが悪いものもあります。

例えばクマザサは、ビタミンKを含んでいます。ワーファリン(ワルファリン)という血液を固まりにくくする薬を服用中にビタミンKを摂りすぎてしまうと、せっかくのワーファリンの働きが弱くなってしまいます。

山年園で販売している薬草茶について

山年園ではバラエティに富んだ薬草茶を販売しております。安心してお飲みいただけるように、国産や無農薬栽培にこだわった薬草を使いました。単品でも、いくつかブレンドしても美味しくお飲みいただけます。

どくだみ茶

野草茶 どくだみ茶
商品名どくだみの葉100%
商品区分飲料
内容量【一袋あたり】135g
原材料名どくだみの葉
原産地宮崎県産
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店が自信を持ってオススメする大人気の健康茶です。
化粧水などを作る材料としても人気です。
国内産のどくだみの葉と茎を自然乾燥し、軽く火入れ乾燥させたものです。

どくだみ茶(リーフタイプ)の商品はこちら

よもぎ茶

野草茶 よもぎ茶
商品名よもぎ茶
商品区分食品
内容量【一袋あたり】70g
原材料名よもぎ
使用方法■ヤカンで煮出す場合■
麦茶のようにヤカンで煮出してください。
約30gに対して、水2リットルが適量です。
沸騰後、弱火にして5~10分程煮出してください。■急須で飲む場合■
約15g程を急須に入れ、熱湯を注いでお飲みください。■お風呂に入れる場合■
15g~30gを大き目のお茶パックや布、ガーゼ等で包み、しっかり口を縛りお風呂に入れもみだすようにお使いください。先に鍋などで濃いめに煮出し、それをお風呂に入れても良いです。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言宮崎県産100%のよもぎ茶です。
老舗のお茶屋が厳選し尽くしたよもぎ茶を是非お試しください(^-^)

よもぎ茶(リーフタイプ)の商品はこちら

桑の葉茶

桑の葉茶 リーフタイプ
商品名桑の葉茶
商品区分食品・飲料
内容量100g
原材料名桑の葉
原産地宮崎県産、鹿児島県産
使用方法本品約10gをお茶パックなどに入れ1リットルの水で沸騰させた後、弱火で5~6分程煮出して召し上がりください。
急須やティーポットでもお飲みいただけます。
使用上の注意開封後はお早めに召し上がりください。
保存方法常温保管してください。高温多湿、直射日光は避けて保管してください。
賞味期限製造日より約12ヶ月
販売事業者名有限会社山年園
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨3-34-1
店長の一言当店の桑の葉茶は国産100%なので、安心安全にお飲み頂けます。
無農薬・ノンカフェインなので安心安全にお飲みいただけます(^-^)

桑の葉茶(リーフタイプ)の購入はこちら

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塩原大輝(しおばらたいき)
有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。
このコラムを書いた人
塩原大輝(しおばらたいき)

有限会社山年園 代表取締役です。巣鴨のお茶屋さん山年園は、巣鴨とげぬき地蔵通り門前仲見世にあり、60年余りの間、参拝のお客様にご愛顧頂いている茶舗「山年園」です。健康茶、健康食品、日本茶、巣鴨の情報などをメインに、皆様のお役に立てる耳寄り情報をまとめています。

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